過ごしやすいツールームテントをが欲しいけど、いろいろテントがあって選択にで迷っていませんか?
ツールームテントを選ぶときに見た方がいい点をツールームテント使用者目線でまとめていきます。
ファミリーキャンプにはツールームテントをオススメしたいけど何を基準に選んだらよいか。
私はツールームテントを見るときにはこんなポイントから考えています。
またトンネル型ツールームテントとクロスフレーム型のツールームテントのおすすめも紹介していきます。
ちなみに私はスノーピークのエルフィールドを使ってます
もくじ
ツールームテントとは
最初は大きくてかっこいいけど値段高いし何が魅力かわからなかった
ツールームテントを使い始めてからのファミリーキャンプの快適さは全然違うね!
春・秋のまだ寒い時期に暖房の熱が逃げないし、外からの風を遮ることができる!
家族でキャンプに行ける期間がのびたね!
防犯性とプライベート空間も魅力だよね
ツールームテントを選び方
アルミポールかグラスファイバーポールか
ツールームテントはポールを曲げて空間を作る。
メインポールの素材で使われるのはアルミかグラスファイバー。
ポールの素材にスチールを使っているものはみたことがないが特性上曲げられないからだろう。
おすすめはアルミポール。
アルミ | グラスファイバー(FRP) | |
強度 | 強い | 比較的弱い 強い力・継ぎ目の抜けなどで折れやすい |
継ぎ目の抜けやすさ | ピン止めであれば少ない | やや抜けやすい |
軽さ | 軽い | 重い |
値段 | 高い | 安い |
アルミポールの方が強度に安心感があり、継ぎ目が浅く入っていて折れる可能性などが少ない。
初心者や慣れていない人ほどアルミポールの方がいい気がするね
同じ太さであればアルミポールの方が軽い。値段は高くはなりやすい。
トンネルテントはファミリーキャンプも多いだろうからアルミの方が高くても安心感がある
グラスファイバーを使ったモデルかなり安いのでそれも魅力だったりはする。
↓↓↓FIELDOORのトンネルテントは投稿時Amazonで27000円で販売されている。
構造
大きく分けるとトンネル型とクロスフレーム型とその他のツールームテントがある。
どれがおすすめということはないが特徴を抑えて購入したい。
トンネルテント
トンネル型アーチ状のメインポールをしならせて空間を作る。
クロスフレームに比べ、扱うポールが少なく設営が簡単なことが多い。
ポールが少ないので重さも軽いことが多い。
フレームだけでは自立せず、ペグダウンしてからの自立になる。
トンネルテントにリッジポールがあるか
リッジポールとはトンネルテントでいう背骨のようなポール。ブリッジフレームと言ったりもする。
トンネルテントだったらリッジポールのあるモデルの方が安心感はある。
クロスフレームテント
クロスフレーム型の構造はフレームを縦横重ね合わせ立体的な空間を作り出す。
メーカーによってHフレーム構造と言ったり様々な構造名があるが今回はこう呼ばせてもらう。
フレームの交差部が多く強度を出しやすい。
トンネルテントに比べるとポールが多い分重さと設営の時間がかかりやすい。
ペグダウンする前に自立するモデルが多い。
その他
ラーテルワークスのヴァルテントのようなワンポールベースにツールームの空間を作り出すものもある。
他にも各メーカーが様々な構造でツールームテントを製造し始めている。
広さと高さ
広さ
広さは使う想定人数で使えるか確認しておきたい。
インナーテントで全員寝れるのか。
4~5人用と書いてあっても実際に5人で寝ると間にスペースなく寝るようなサイズで書いてあることもある。
5人用と書いてあれば、4人で使ったり、4人用で小さい子供2人と大人2人などで使うといいと思う。
出来れば使用しているマットのサイズとインナーテントのサイズを比較してスペースを考えると良い。
300㎝の幅に75㎝のマットなら4枚ギリギリか壁にあたるな・・・
こんな感じで考えると広さが想像しやすい。
高さ
高さは立って移動できるか、低くて立てやすいか。
背が低い方のメリットは風の影響も受けにくく、高い作業がなく設営はしやすい。
好みは分かれるが確認しておきたい。
私は中で歩ける方がいいな。雨とか寒いときも中で快適に過ごせるから。
ルーフシールドあるかないか
ルーフシールドはフライシート天井部の上にもう1枚生地を重ねる。
ルーフシールドはあるテントとないテントがある。
ルーフシールドのメリットを考えるとあなどれない。
ルーフシールドは標準装備の場合とオプション購入の場合と全くない場合がある。
特に夏に使いたい人はルーフシールド有り無しではテント内の温度上昇は特に違うので選ぶ基準に入れてもいい。
スカートとメッシュ
スカート
スカートとはフライシートの一部でテント下部と地面のスキマを無くしてくれるヒラヒラした部分。
スカートは風の吹き込みを防いでくれる。
寒い時期には大切な機能だね
こんな所を確認しておきたい。
ちなみにエルフィールドはリビング部に付いているが、
寝室側はインナーテントがあれば今のところ吹き込みで大きく困ったことはない。
よっぽど強風だったり風向きによっては入り込むのかな?
スカートが全面ある換気はしづらくはなるので火器の使用の時は一酸化炭素にはさらに注意したい。
メッシュ
メッシュは人目を少し遮ったり、虫を防ぎながら風を通してくれる。
夏の網戸みたいなもんだね
こんな点を確認したい。
メッシュの面積の大きさによって風の通りが変わる。
インナーテント側に付いているとインナーを吊り下げた状態でも風通しがよくできるのでインナー側に付いているかも確認しておきたい。
生地の素材と厚さ
素材は何か
ポリエステル生地の物が多いがTC(テトロンコットン)素材もある。
TCはポリエステルとコットンの混紡素材。ポリエステルとコットンいい所取りの素材ともいえる。
TC素材はツールームテントでは小型テントよりも重さが気になることは抑えておきたい。
ただ重さが出やすい。
比較しやすいのはオガワのアポロンとアポロンTC。
アポロンは23.0㎏に対してアポロンTCは34.6㎏と10㎏以上増えている。
TCを選ぶ場合にはメリットと他に重さが増えるので設営・撤収の労力が増えること、
よく乾かさないとカビの原因にもなりやすいことを理解しておきたい。
デニールとリップストップ
生地の厚さは何D(デニール)かで表記されている。
デニール数は生地の厚さだと思ってもらうとわかりやすい。
薄くても強度のある生地を作るメーカーもあるのでデニールだけで判断しづらい。
リップストップ=切り裂き防止
リップってくちびるじゃないの?
切り裂くって意味のリップだよ
リップストップ加工はフライシートの生地をさらに格子状に縫って切り裂き強度を上げるもの。
生地が薄くても強度があるものこういう加工をしてある。
あとはタフタかオックスフォードで生地の織り方で強度の違いも出しているよ。
色やデザイン
デザインが好きかどうかも重要である。
自分の好みやギアの色と合うかなども考慮したい。
色は明るい色だとテント内も明るくなりやすいし、濃い色だと室内は暗くなりやすい。
一方で白っぽいと汚れも目立ちやすいこともある。
ツールームは締め切ることもあるから店頭で見るより暗く感じやすいかもね。
おすすめトンネル型ツールームテント
ファミリーテント向けのおすすめのトンネル型のツールームテントをまとめてみた。
それぞれ一長一短あるテントのでテント選びの参考にしてみてください。
テント名 | エルフィールド | カマボコテント3M | アルニカ | アポロン |
ポール | アルミ5本 | アルミ4本 | アルミ6本 | アルミ7本 |
広さ (最大長) | 600×380cm | 640×300cm | 620×320cm | 585×320cm |
インナー広さ (最大長) | 230×315㎝ | 220×280㎝ | 220×300㎝ | 210×300㎝ |
最大高さ | 210 | 195 | 210 | 205 |
ルーフシールド | あり | オプションカマボコシールド 8,800円 | なし | あり |
スカート | リビングのみ | 全面 | 全面 | 全面 |
メッシュ (フライシート) | 前後2面 左右2面 | 前後2面 左右6面 | 前後2面 左右6面 | 前後2面 左右6面 |
生地 | ポリエステル75D(フライ) | ポリエステル150D (アウターテント) | ポリエステル210D(ルーフ部) | ポリエステル210D(フライ) |
リッジポール | あり | なし | あり | あり |
ペグ | 22本 | 28本 | 24本 | 24本 |
ロープ | 16本 | 16本 | 12本 | 16本 |
重さ | 15.5kg | 19.5kg | 20.5kg | 23.0kg |
定価 | 87,780円 | 64,900円 | 84,480円 | 159,500円 |
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エントリー2ルーム エルフィールド
スノーピークのエントリーモデルのツールームシェルター。
価格と性能のバランスの取れたモデルでエントリーモデルでこのレベルはさすがスノーピーク。
親子4人で使用するには十分な大きさ。
スノーピークの品質と永久保証あるのも魅力。
設営に関係するペグ数も少なく、リッジポール・ルーフシールドが標準装備で10万円以下の価格。
2ルームテントの性能のいいテントは抽選販売が多かったりなかなか手に入れにくいものが多いがエルフィールドはわりと手に入れやすいメリットもある。
カマボコテント3M
DOD人気の火付け役としてコスパが良くて大人気のカマボコテント。
改良されてるカマボコテント3は品質の向上して値段も上がってきてはいるが、コスパのいいテント。
スカート全面、メッシュも多いのに64,900円で購入できる。ルーフシールドも別途購入できる。
リッジポールがない分ペグダウンは多めか。
現在は抽選販売のみとなっている。
アルニカ
サバティカルのトンネル型テントのアルニカ。
ルーフシールドはないが、サイズ感も親子4人程度でありスカート・メッシュ・リッジポールも十分。
価格もU10万で購入できる。ペグもロープも多くない。
現在は抽選販売のみとなっている。
アポロン
日本のogawa製トンネル型ツールームテント。
価格はやや高めだが性能はさすが。
生地は厚く、スカート全面、メッシュは全方位あり、リッジポールは3本、ルーフフライもある。
屋根を伸ばして軒(のき)のような構造になっているのも日本のテントらしい作り。
おすすめクロスフレーム型ツールームテント
ファミリーテント向けのおすすめのクロスフレームのツールームテントをまとめてみた。
それぞれ一長一短あるテントのでテント選びの参考にしてみてください。
テント名 | タフスクリーンツールームMDX | タフスクリーンツールームLDX+ | 4Sワイト2ルームコクーン3 | ランドロック | ロガ4 |
ポール | アルミ7本 スチールキャノピー2本 | アルミ7本 スチールキャノピー2本 | アルミ9本 スチールキャノピー3本 | アルミ6本 | アルミ6本 |
広さ (最大長) | 約560 x 340㎝ | 約610×365cm | 670×400cm | 625×405cm | 505×260㎝ |
インナー広さ (最大長) | 約300 x 250cm | 約300×250cm | 約360×240㎝ | 360×230㎝ | 220×240㎝ |
最大高さ | 215㎝ | 220cm | 220㎝ | 205㎝ | 140㎝ |
ルーフシールド | なし | あり | あり | オプション 12,980円 | なし |
スカート | リビングのみ | リビングのみ | 全面 | 全面 | なし |
メッシュ (フライシート) | リビング3面 | リビング側3面 寝室2面 | 前後2面 左右2面 | 前後2面 左右4面 | フライなし |
生地 | 75Dポリエステル | 75D ポリエステル | 210D ポリエステル | 150Dポリエステル | 50Dシリコーンポリエステルリップストップ |
ペグ | 26本 | 26本 | 33本 | 27本 | 24本 |
ロープ | 8本 | 8本 | 12本 | 12本 | 12本 |
重さ | 約17kg | 約20kg | 約34kg | 22㎏ | 6.8㎏ |
価格 | 68,000円 | 91,800円 | 173,800円 | 174,900円 | 64,790円 |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
タフスクリーンツールームMDX
タフスクリーンツールームMDXはコールマンのコスパの高いツールームテント。
ルーフシールドはなしでスカートリビングのみ・メッシュもインナー側に多くはないけど、68,000円とひときわ安い。
重さも約17㎏他のクロスフレームテントよりも重くない。
初期費用を抑えられ大手メーカーのコールマンのテントが使える。
タフスクリーンツールームLDX+
MDXとの違いはLDXの方が大きい。
さらに『+』がつくのはダークルームテクノロジー。
ダークルームは生地の裏側コーキングすることで温度上昇が抑えられるので夏にも使いやすい。
さらにルーフフライも付くのでさらに夏にも強い。
4Sワイト2ルームコクーン3
コールマンのツールームテントの最高峰モデル。
広くてスカートが全面、メッシュも豊富、ルーフシールドあり。キャノピーも標準装備。
その分値段は高く、重さもある。しかし性能はかなりいい。
天窓もあり採光や夜空を見たりすることもできる。
ランドロック
スノーピークのランドロックはロングセラーテント。
スカート全面、メッシュ豊富、広さも大きく、ポールも多すぎず重さも重すぎない印象がある。
価格は高めで、ルーフシールドも付けるならオプションで購入する必要がある。
スノーピークの品質と永久保証もある。
ロガ4
ゼインアーツの2ルームテントであり、他のものと比べると小型。
高さも絞り、スカートやメッシュもなしだが、その分軽い!
余分な部分をそぎ落として必要な部分だけ残したスタイリッシュな印象を受けるテント。
それもそのはず、山岳用テントとしてのコンセプトがあるので余分な箇所なしと言ったところでしょうか。
2~4人用だがインナーのサイズから考えるとデュオ~ファミリー3人程度かなという印象。
使用人数が合って軽量にこだわりたい人にはおすすめ。
その他のツールームテント
ヴァルテント2
トンネルでもクロスフレームでもないツールームテント。
ワンポールベースで空間を広げる形のでツールームテントになっている。
標準装備も豊富で価格も抑えられているのでおすすめのテント。
まとめ
ツールームテントの選び方とおすすめテントについてまとめていきました。
選び方は性能でどんなところをみて選ぶのかに着目してまとめました。
多くの性能をそろえている広いテントになると価格も上がりやすいです。
一方、性能がある中で少し安いテントになると入手が難しかったり購入経路が絞られたりします。
性能をどこまで求めるのか、価格帯はどれくらいまで出せるのか、デザインは好みは合っているのか。
選ぶときにはそんな側面を考えていくといいと思います。
ツールームテント選びの参考になれば幸いです。
以上。おわり。