アイキャッチ画像引用:FORE WINDS

2021年3月にFORE WINDSのFOLDING CAMP STOVEが発売されました。
この商品が出たときに、すぐ思ったこと「スノーピークのHOME&CAMPバーナーに対抗する商品が出たな」ということです。

2019年7月に発売したスノーピークHOME&CAMPバーナー。
共通点は「折りたためるガス缶カバー付きのCB缶用のカセットコンロ」ってことだ。
共通点
- 折り畳みが出来るカセットコンロ
- CB缶仕様のガスコンロ
- ガス缶カバー付き
HOME&CAMPバーナーの魅力
- 折りたたみできるガジェット感・機械感
- コンパクトに収納できる
- 安定した五徳・大きい調理器具を使える
CB缶で折りたためる小型ガスバーナーは以前からあったが、折りたたみ型カセットガスコンロがスノーピークが新しく作ったジャンルだ。
ホームアンドキャンプバーナーのいいところは、一番は折りたたみできるガジェット感・機械感が魅力的。
通常のガスコンロよりコンパクトに収納できる。
小型バーナーよりも安定した五徳・大きい調理器具を使える。
こんな魅力があるが、二つの商品の比較をしていきたい。
結論から言うと『大人だけで使うならスノーピークのHOME&CAMPバーナー』
好奇心旺盛な子供がいるなら『 FORE WINDSのFOLDING CAMP STOVE 』をいいと思います。
それでは比較を行っていきます。
もくじ
スペック比較
スペックの比較をしていく。表での比較も乗せておくが、表記上のスペックはスノーピークのHOME&CAMPバーナーが優勢かなと思う。
FOLDING CAMP STOVE | HOME&CAMPバーナー | |
最大発熱量 | 1,900kcal/h | 2100kcal/h 〈気温20〜25℃〉 |
重さ | 約1,600g | 1.4kg |
連続燃焼時間 | 約120分 | 約110分 |
使用時寸法 | W317×D288×H120mm | 301×346×120mm |
収納時寸法 | W111×D285×H114mm | 90×255×120mm |
使用できる鍋の大きさ | φ24cm以下 | 最小φ14cm~最大φ30cm |
ゴトク本数 | 4本 | 3本 |
価格 | 16,500円 (ヒートシールド付き) | 10,978円 |
引用元 | FORE WINDS | Snow Peak |
最大発熱量・連続使用時間
最大発熱量はスノーピークが2100kcal/hと200 kcal/hほど大きいがあまり気にならない程度か。
連続使用時間はFOREWINDS約120分10分ほど長い。
火力出力がスノーピークが大きい分、使用時間はFOREWINDSか長くなっているか。

このくらいの差だと比較しても気にしないレベルかなと思ってしまう。
サイズ・重さ
収納時はスノーピークの方が一回り小さい。
収納時の体積はスノーピークは2754㎤とFOREWINDSが約3606㎤であった。
比較するとFOREWINDSの方がが約1.3倍の大きいことになる。
展開して使用するサイズはスノーピークの方が大きい。
重さも200g程スノーピークが軽い。
HOME&CAMPバーナーは収納時のサイズも小さく、重さも軽い。でも使用時は大きくなるという点で優れているかなと思う。
ゴトク・使用できる調理器具のサイズ
使用出来る調理器具のサイズはFORE WINDSは鍋の大きさ目安としてφ24cm以下。
※ちなみに「φ(ふぁい)」は直径を示す。
画像で見るとホットサンドメーカーよりやや大きい。

スノーピークは使用できる鍋の大きさ 最小φ14cm~最大φ30cm。
スノーピークの方が大きい調理器具を使用できる。これはファミリーキャンプに良い事だ。
出典:SonwPeak
FORE WINDSはユニフレームのクッカーセット『fan5 DX』のサイズなら十分使えるか。
FORE WINDSはコールマンのアルミクッカーセットは最大径26㎝で使用サイズ適応外となる。
スノーピークのHOME&CAMPバーナーならどちらともに使える。
ユニフレーム:fan5 DXの最大径はφ23㎝。
コールマン:アルミクッカーセットの最大径はφ26㎝
ゴトクに関してはFORE WINDSは4本、スノーピークは3本。
安定性は本数の多い方が安定性は増すと考えられるのでFORE WINDSが優位となるか。
大きさはスノーピーク、安定性はFORE WINDSに軍配が挙がるか。
オプション
FORE WINDSには標準でヒートシールドが装備されている。
スノーピークはヒートシールドは別売りでその分費用(税込み4,378円)が上乗せになる。
一方で別売りを買えば、他のバーナーを使う時にも使えるというメリットはあるかもしれません。
ヒートシールドは使わないとテーブルが熱くなりやすいみたいなので特に木製のテーブルなどは注意が必要。

スノーピークのバーナーシートは少し高いよ・・・。
ユニフレーム(Amazon2,200円)とか中華ブランドでも販売されている。
100均にも今は販売されているからそちらでもいいかも。
価格
FORE WINDSの価格は16,500円。
スノーピークの価格は10,978円であり、差額5,522円と大きい。
前述のとおり、スノーピークは別売りのバーナーシート(4,378円)込みの価格にすると、15,356円となる。
それでも価格はスノーピークが優位と言えるでしょう。

価格差は大きいね。
展開・収納動作
展開動作は簡単に説明します。※実際の使用時には取扱説明書をご確認してください。
FOREWINDSの展開動作
- ラバーキャップとヒートシールドを外す。
- カバーをあける。
- バーナーユニットを90度スライドする。
- 支持脚を広げる。
- ゴトクを広げる。
- ヒートシールドを取り付ける。
- ガス缶をセットしカバー閉じる。
HOME&CAMPバーナーの展開方法
- カバーを完全に開ける。
- ゴトクを引き出し伸ばす。
- ロックピンを押した状態でバーナー部分を270度回転させる。
- ロックピンで固定する。
- ゴトクを開き、ゴトクホルダーにはめる。
- ガス缶をセットしカバーを閉じる。
動作数的にはほぼ同じだ。
スノーピークのHOME&CAMPバーナーの動作で『ロックピンを押した状態で270度回転させる』動作がある。
これが好奇心旺盛な子供がいる場合にはファミリーキャンプには向かないかなといった印象。
ロックピンを押さずに回転させることの注意書きがスノーピークのホームページに器具の破損や火災、火傷の危険があると記載されている。
組み立ていく姿はロボットの変形のようで本当にどちらもカッコイイ。
ただ小さい子供もやりたがること間違いなしのこの仕様。
その中でロックピンを押しながら回転してくれるのかと言えば難しいと思う。
破損もショックですが、火災や火傷は親として見過ごせないかな。

FORE WINDSの方はその心配がなく少し安心かな。

火器なので子供のおもちゃにしすぎるのは良くないと思うが、組立を見てたらきっとやりたくなるね。

まとめ
FOREWINDSのFOLDING CAMP STOVEとスノーピークのHOME&CAMPバーナーの比較を行ってきました。
火力、大きさ、重さ、ゴトクの安定性、価格、ヒートシールドが標準かオプションで比較行いました。
スノーピークのメリット
- 収納サイズは小さい
- 200g軽い
- 使用時は大きくなり、使用できる鍋のサイズも大きい
- 価格が比較的安い
FOREWINDSのメリット
- ゴトクが4本あり安定性がある
- ヒートシールドが標準装備
- 組立に不安がない
それぞれこのような長所がありました。
どちらも変形がかっこよくロマンのあるキャンプギアになることは間違いないと思います。
収納サイズ・重さやコスパを考えるならスノーピークHOME&CAMPバーナーがいいのかなという印象。
一方、ファミリーキャンプで使用するならどちらを選ぶかと考えたときにはFORE WINDSのFOLDING CAMP STOVEかなと思います。
FOREWINDSの方が子供がいる状況では、展開・収納動作が簡便・不安が少ないことが理由です。
ファミリーキャンプでは安全に子供にも楽しんでもらいたい。
スノーピークを選んだとしたら、子供が展開・収納させようとして毎度「ロックピンボタンを押しながら」と気にしてできないだろうなと思います。
大人だけの場合でも、初めて使う友人、パートナーが展開しようとして故障したらなんとも言えない気持ちになると思う。

そこそこ値段もするしかっこいいバーナーが目の前で壊れたら目が当てられないかも・・・。

スノーピークもホームページに注意を記載するくらいだから、今後の改善があるかもしれないね。
動作は慣れるそうなので使い方を知っている大人だけが使うならスノーピークの方が優位かもしれない。
ファミリーキャンプ視線での比較でしたが参考になれば幸いです。
スノーピークのエルフィールドの紹介はこちら↓↓↓
参考になれば幸いです。
以上。おわり。