アイキャッチ画像引用元:ラーテルワークス
ラーテルワークスのWAL TENT(ヴァルテント)を知っているだろうか。
ヴァルテントはワンポールテントベースの設営しやすいツールームテントでありながら、
いろいろなキャンプ道具が標準装備されているコスパテントなのでおすすめしたい。
前作ヴァルテントはコスパ最強で即完売となった。
そのテントが改良されてWAL TENT2(ヴァルテント2)になる。
なぜ即完売になるのか。その魅力は何か。
「2」として改良された点に触れていきたい。
ツールームテントの選び方はこちらから
もくじ
ヴァルテントとは
ワンポールベースなのにツールームテント
個性的でオリジナリティの溢れる作りであることは見た目からもわかる。
見た目からツールームテントであることは予想が出来るが、ベースの形はなんとワンポールテント。
ヴァルテント2 | |
構造 | ワンポールテント+スペース拡張 ツールーム |
使用時サイズ | 最大長510×300×228(h)cm 最小は510×200(入口)×160(h)(入口) |
重さ | 約21㎏⇒約16㎏ (ヴァルテント⇒ヴァルテント2) |
インナーサイズ(床面積) | 奥行き200×280~300 ㎝ |
耐水圧(フライ) | 2000㎜ |
耐水圧(インナーフロア) | 2000㎜ |
メッシュ | 8面(ほぼ全方位) |
スカート | 全面(巻き上げ可能) |
ベンチレーション | 上部2か所 |
インナーテント | 標準装備 |
ルーフシールド | なし |
ペグ本数 | 16本?(ガイロープ10本) |
ポール本数 | 6本(アルミ合金) |
フライシート素材 | 210Tナイロンタフタ (リップストップナイロン) |
インナーテント素材 | TCポリエステル65%コットン35% |
インナーフロア素材 | 210Dポリエステルオックスフォード |
キャノピーポール | 別途購入(8本セット8900円) |
付属品 | 鍛造ペグ25㎝ アルミハンマー ガイロープ 自在金具 ツールバッグ デイジーチェーン グランドシート |
価格 | 69800円⇒79,800円 (ヴァルテント⇒ヴァルテント2) |
タイトル | 詳細を見る |
建て方からみえる構造の発想力
- ペグダウンしてメインポールを立てる。これはワンポールテントの立ち上げ方と同じだ。
- そこからアーチポールでインナーテント側の空間を作る。
- さらにリビング側はまっすぐなエクステンションポールを4本立てることで居住空間を広く取っている。
タープ設営もなく使えるツールームの割に設営が簡単なイメージがある。
メインポールがインナーテントの入り口にくるので、ワンポールの弱点である”メインポールが邪魔になる”ことがない。
ワンポールテントのように早く立ち上がってくれるのはトンネル型より楽そうだね
設営をイメージできるように簡略した設営方法を図説する。参照:RATELWORKS【公式】YouTube
※実際に設営する際は取り扱い説明書や公式YouTubeを参考の上行ってください。
ペグ16本ガイロープ10本で設営しているが、ツールームのわりにペグの本数は少ないことからも設営が簡単なことも魅力。
DODのカマボコテント3Mはペグ28本、スノーピークのエルフィールドはペグ22本、コールマンのタフスクリーン2ルームハウスMDXは26本だよ
比べてみても少ないね。
構造が似ていると思うテント
◆ワンポールテントにまっすぐなサブポールで居住空間を作っている点ではサバティカルのモーニンググローリーやゼインアーツのギギ-1と似ている。
◆ワンポールテントにアーチを加えて居住空間を広げる点ではスノーピークのスピアヘッドに似ている。
⇒どちらも2ルームテントの構造を作っていないので別物だ。
◆見た目で似ているのはミニマルワークスのジャックシェルタープラスが思い浮かぶ。
⇒こちらはワンポールテントが主体の構造ではないのでやはり構造は違ってくる。
似ている発想のテントはあるが、やはりヴァルテント2の構造は非常にオリジナリティがある。
ヴァルテント2のサイズ
ポイント
最大長で奥行き510㎝×幅300㎝×高さ228㎝
インナーテントを付けると、リビングスペースの床面は奥行き300㎝×最大幅300㎝(最小幅200㎝)
展示で見ることの多いコールマンの2ルームハウスMDXのリビングスペースは奥行き260㎝×幅340㎝なので近いものがあるか。
入口の高さは160㎝なので、かがまなくていけない人も多いかもしれない。
キャノピーポールを追加すれば更なる空間を生むことは出来る。
デュオ〜親子4人くらいが使いやすいサイズ感なのかなという印象。
ヴァルテント2のインナーテント
ポイント
- 吊り下げ式のインナーテントが標準装備
- 素材はTC素材
インナーテントはTC素材で通気性に優れ、結露にも強い素材を採用している。
ボトムは210Dのポリエステルオックスフォードを採用しているので安心感がある。
インナーテントの床面は200×280cm。
ちなみに1人用のマットの長さ190cm前後、幅は60~70cm前後が多い。
4枚のマットとインナーテントがだいたい同じサイズなので、4人寝ることはできる。
さすがに大人の男4人だと狭いかも
ヴァルテント2のメッシュとスカート
ポイント
全方位スカート全方位にメッシュパネルがある
夏場には全面メッシュにすれば熱がこもりにくく虫も入りにくい。
インナーテントを外した状態で、全面メッシュにして虫対策しながらシェルターとして使うことも可能。
全方位スカートあるので、冬場にはテント内に冷気が入り込みにくい。
暑い時期にはスカートは不要のため巻き上げることもできる。
ヴァルテント2のデメリット
デメリットとしてはスペースを広げてくれるポールがあることで、風のない日でもガイロープは必須。
一方、それでもフレームの多いツールームテントを建てたり、タープとテント建てるよりは楽にできる。
ワンポールベースで作られているので自立はしないのでペグも必須。これはトンネル型のツールームも同じである。
標準装備されているグッズが充実
標準装備されているグッズが充実しすぎている。
総額は16000円以上になると推定できる。
25cm鋳造ペグ
4本 1480円で販売している25cm鋳造ペグが付属。
フライシート留めに6本、ガイロープ留めに10本は必要なので、本数の記載はないが16本は付いてくるか。
だいたいテントについてくるペグはプラスチックペグかスチールペグなのでお得。
アルミハンマー(ペグハンマー )
ペグハンマーとして使えるアルミハンマー( 販売価格1980円)が標準装備
ペグが抜けるヘッド。持ち手側に吊るして置きやすいフックが付いている。
持ち手はアルミなので軽い作りになっている。
ガイロープ
4本1480円で販売しているガイロープが付属する。
こちらも設営に必要な10本は付いてくるか。
自在金具
12個1980円で販売している自在金具が付属。
形が独創的でカッコよくこだわりがみられる。
ツールバッグ
1980円で販売しているツールバッグが付属。
ペグ、ペグハンマー、ガイロープ、自在金具を入れておけるので改めて買う必要がない。
公式ホームページには色は黒が掲載されているので黒色が付属か?
デイジーチェーン
1980円で販売しているデイジーチェーンが付属。
標準装備なのでサイズが合わないということもないのもありがたい。
グランドシート
インナーテント用のグランドシートが付属している。
インナーテントには必須なので買い足す必要がない。
こちらは販売ページにはないので未販売。
これだけ付いてくると一気にお得に感じてきた!!
ヴァルテント2の進化したポイント
ヴァルテント2の進化したポイント
- フライシートの軽量化&引き裂く強度UP
- ビルディングテープの仕様変更
- コンプレッションベルトの採用
- 耐風ループの追加
- 逆戻り防止ジッパーの採用
フライシートの軽量化&引き裂く強度UP
フライシートがポリエステルからリップストップナイロンに進化している。
ポリエステルと比べてリップストップナイロンにすることで重さは約5.5kgも軽くなって約16㎏となっている。
軽くなっているのに引き裂き強度が増している。
テントの5.5kgは大きいね!軽くなるのはありがたい
ビルディングテープの仕様変更
リビング部分のビルディングテープにクロスラインを追加。
設営をキレイにしやすくなった。
1作目で挙がったユーザーの声を反映させているのかな
コンプレッションベルトの採用
テントの張り具合を調整できるコンプレッションベルトを採用している。
フライシートへの負担を減らせるようになっている。
耐風ループの追加
強風対策としてガイロープを張ることが出来る耐風ループを追加していたため、以前よりさらに風に対する安心感がある。
逆戻り防止ジッパーの採用
逆戻り防止ジッパーを採用することにより前作のフックをかける手間が減っている。
ヴァルテントこれからの予想
これからの予想で結論から言うと、コスパを狙うなら今が買い時だと思う。
1作目「あまりメーカー知らなかったけど、信じられない安い価格でこれほどの性能があるのか!」
2作目「この前コスパ最強で人気・即売り切れだったテント!少し価格は上がったけど前作より進化してる」
この感覚で記憶に新しいのはDODのカマボコテントだ。
カマボコテントはカマボコテント3まで進化し値段も少しずつ上がってきて、他2ルームテントとも価格の肩を並べてきている印象だ。
DODは1作目衝撃のコスパで知名度を上げ、2作目さらに改良し少し値段を上げた。
DODと同じような流れになるならば、ヴァルテントも今後さらに進化はするが値段もあがる・・・かも?
予想が当たるなら、このコスパで買うならヴァルテント2は今のうちかも知れません。
ヴァルテント2をおすすめしたい人
オススメな人は使用人数はデュオ〜親子4人
サイズ感からデュオで広々使う〜子供含めた4人で使用するのが良いか。
キャノピーを使いオープンにすれば大人数での使用もできる。
冬の寒い時期や夏の全面メッシュのお篭もりを考えるなら閉じた時の使用感で考えると4人くらいがいい。
寝室を考えると大人4人より子供も含めた4人の方が広く使えてよいか。
道具が揃っていない人
標準装備が豊富なので道具が全部揃ってない人ほどお得感が増す。
ハンマーが無い、ペグが必要な本数そろっていない、短いペグしかない、デイジーチェーン持ってないなど
もちろんテントだけでも性能はいいと思うが、標準装備の恩恵を受けられる人ほどオススメしたい。
まとめ
ラーテルワークスのWAL TENT2(ヴァルテント2)についてまとめていきました。
オリジナリティのある構造で、広さもありながら立てやすさも考えられたテント。
標準装備のアイテムたちも豪華であり色々買います必要が少ないのもこのテントのメリットです。
前作よりも軽量化&引き裂き強度も増すなどさらに進化してきました。
ラーテルワークスのブランド力を引き上げてくれるテントであることは間違いないでしょう。
さらにラーテルワークスの知名度を上げていけば、今の値段では今後変えないかもしれないと思うと今が買い時なのかもしれません。
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参考になれば幸いです。
以上。おわり。
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