VERGO(バーゴ)のヘキサゴンウッドストーブってどう使うかご存じですか?
私はアウトドアショップでヘキサゴンウッドストーブをみかけることがあったんですが、「小さいくせに高いし、どうやって使うんだ?」と思ってたんです。
このウッドストーブの魅力は商品棚に並べられているだけだと隠れて伝わりづらいんです
そんな薄くて小さいので使えるの?
VERGOのヘキサゴンウッドストーブは工夫次第で様々な用途で使うことができるんです。
このVERGOウッドストーブを持って使用しているので、魅力と楽しみ方について説明したいと思います。
ウッドストーブとは
ウッドストーブ(ネイチャーストーブ)とは小枝や落ち葉、松ぼっくりなどを燃料に火が起こせる。
本体が五徳になるものはそのまま調理や湯沸かしが出来り、二重構造になっているものは二次燃焼も見ることができる。
もくじ
VERGOヘキサゴンウッドストーブの魅力
黒いケース『-VERGO-』と書かれた姿ををお店で販売されている姿を見たことがある人もいるのではないだろうか。
それがVERGOのヘキサゴンウッドストーブだ。
ヘキサゴンウッドストーブとはヘキサゴン(六角形)の形をした小枝や枯葉などをウッドストーブ(燃やす小型焚火台)である。
全ての面が折り畳み式で一体となっているので組立が簡単。パーツを無くす心配がない。
六角形の底面に対し壁面が立ち上げ組み立てることができる。
組み立てると富士山のような山型の形になる。
カバンやポケットに入るくらいの大きさになるので、手軽に持ち運び小枝や落ち葉を燃やすことができるウッドストーブだ。
ヘキサゴンウッドストーブの特徴
- ポケットに入るくらいコンパクトで携帯しやすいウッドストーブ
- 焚火の火おこし・焚きつけ&五徳 として使える
- アルコールストーブの五徳・風防
- 固形燃料の五徳・風防
ヘキサゴンウッドストーブのスペック
- サイズ収納時:160×160×12.7㎜
- サイズ使用時:上部D76㎜(底部D127㎜)×H101㎜
- 重量:チタン116g ステンレス210g
価格と2種類展開 ステンレスとチタニウム(チタン)
VERGOのヘキサゴンウッドストーブは2つの種類が販売されている。
素材がステンレス製とチタン製のものだ。
ステンレス製の特徴
- 値段が少し安いので手に入れやすい。
- チタン製に比べ重い。
- 錆に強い。
チタン製の特徴
- ステンレス製より更に軽量。
- チタン焼きが楽しめる(青色に焼き色が付く)。
- ステンレスに比べ値段が高い。
- 錆に強い。
楽しみ方は変わらないが、ステンレス製は値段が少し安い。
一方でチタン製は軽量でさらに持ち運びやすく、火にかけると青色に変色する『チタン焼き』が楽しめる。
チタンの定価は10,584円で「こんなに小さいものにウッドストーブにこんな金額出せない」というのが本音。
値崩れもあるようで、投稿時Amazonでみるとステンレス製が4,383円・チタン製は6,477円となっている。
なんだか手が届きそうな金額になってきたた。
ステンレスとチタンの値段差は2000円程度だ。
商品としてはチタンがいい。実物を持つと軽くて、持ち運びのストレスが少ない。持ち比べるとチタンの軽さにビックリする。
軽量化目指すなら目指すならチタンがいいだろう。少しでも安い方がいいならステンレスがいいと思う。
使い道変わらないで値段変わらないならステンレスでいいような気もするね。
ウッドストーブと五徳
ウッドストーブとしての使い方と性能について触れる。
ウッドストーブとしての性能
- 軽量(チタンは116g、ステンレスは210g)
- コンパクト(収納時16×16×1.27㎝)
- 持ち運びに優れている。
- 組立が簡単。
- 五徳としての安定性。
- 火床は地面と近いので直火に近い扱い。
ヘキサゴンウッドストーブの魅力は軽量・コンパクトで持ち運びが簡単であること。
撤収時に分解しても1つのまとまりになっており設営で迷うことがないし、片付けも簡単だ。
五徳としても安定性があり、ストーブ上での湯沸かしや炊飯などもしやすい。
本体サイズ(上部奥行き76㎜)はそこまで大きくないので大きすぎるものは使えない。
焚火で湯沸かしして煤が付いたクッカーややかんに愛着がでるのはキャンパーならではの感覚じゃないかな。
ウッドストーブとして気を付けたい点
火事への注意。
火床となる底面は地面と近くなので、燃え移りなどのリスクはあるので下に何かしらの対策を行った方がいい。
厚手のアルミホイルやスパッタシート、焚火台、金属製のテーブルなどの上で行うことをすすめたい。
また灰は下に落ちるので受け皿となるものがあったほうがベター。
焚火の火起こし
このウッドストーブはユニフレームのファイアグリルなど火床が平らになっている焚火台の上でも使える。
ウッドストーブとして楽しみながら火おこしも同時にできる。
火起こしに使うメリット
- 火おこしの途中もウッドストーブとして楽しめる。
- 裸火より煙突効果が期待でき、火力が集中しやすいので火おこししやすい。
- 形状的に薪を立てかけても倒れにくい。
- 火が付いたあとも五徳として湯沸かしなどできる。
焚火台の上でウッドストーブと使いながらその火を薪への火を移せるので、火おこしに重宝している。
正直なくてもできるが、早く火が上がりやすいので早くから焚火を楽しめる。
縦長のストーブ比べると弱いと考えられるが、裸火よりも煙突効果が期待でき、火力も集中しやすいので火おこししやすい。
正面の薪投入口の開閉ができるので煙突効果の調整も可能だ。
煙突効果
煙突効果とは、下部に空気が取り込まれる構造があり、周りが囲まれていると、燃焼によって温められた空気は上昇気流を起こします。そして下部から新たな空気が吸い上げられて、さらに燃焼に使われる。
※煙突効果は本体短いの弱めと考えられる。
チャコールスターター(炭起こし)などもこの煙突効果を利用して空気を多く取り込み早く着火させる構造を取っている。
また円柱状や縦長のものも多いが、ヘキサゴンウッドストーブは六角形で背が低いので安定性がある。
安定性があるので薪を立てかけても倒れにくいので、立てかけて火を移すことが出来る。
火が付いた後もウッドストーブを燃やしていれば、やかんなどで湯沸かしなどもできる五徳として活用できる。
火おこしとして使用で気を付けたい点
焚火の中に投入するとウッドストーブ以上に高温にさらされるので、パーツが歪むリスクが高まる。
外からも火に当てられるので、外側も焼かれた跡が残る。外観に影響が出てくるので好まない人はこの使い方はしない方がいい。
アルコールストーブの五徳・風防
アルコールストーブを使う場合には五徳と風防があったほうがいい。
なぜならアルコールストーブの上に直接鍋など調理器具を置くことができない。
またアルコールストーブは風に弱いという特性がある。
このヘキサゴンウッドストーブは五徳の機能と風防の機能を合わせて、アルコールストーブの弱点を抑えてくれる働きがある。
またVERGOからこのウッドストーブにちょうど良くはめ込めるチタニウムコンバーターストーブが販売されているのが憎くも素晴らしいところだ。
固形燃料の五徳・風防
固形燃料のスタンド・五徳・風防としても使える。
一方で、火床に固形燃料を置くと高さが足りず、火があたりにくいという欠点がある。
高さを出せるように下に平らな石を置くなどの工夫次第で対策をすることで解決できる。
アルコールストーブの項目で紹介したチタニウムコンバーターストーブは固形燃料も使用できるので、こちらで高さを出すことができる。
これでメスティンの自動飯盒などもできる。
まとめ
VERGO(バーゴ)のヘキサゴンウッドストーブについて紹介していきました。
コンパクトで軽量になり、持ち運びしやすく簡単にウッドストーブとして遊ぶことが出来ます。
名前はウッドストーブなれど、ウッドストーブ以外の用として、焚火の火おこしの時の楽しみ、アルコールストーブや固形燃料を使うときの五徳・風防といった活用ができます。
キャンプに持っていったら活躍する場面が多いので重宝すると思います。チタン製ならかなり軽量なので登山などでも使えることでしょう。
参考になれば幸いです。
以上。おわり。