Wolf&Grizzly(ウルフアンドグリズリー )の焚火台Fire Safe(ファイアーセーフ)のレビューを行います。
購入前の印象は直火に近く見た目からカッコイイウルフアンドグリズリーのファイアーセーフ。
購入してからの印象は【設計・デザインに感動した焚き火台】
見た目がカッコイイこともデザインなのだが、組み立てやすさや片付けやすさ、更にケースまでもデザイン・設計されていたことを感じさせられた。。
デザインがよく考えられている焚き火台だと感動したのでデザインについて・性能・おすすめしたい人などレビューしていきたいと思います。
ポイント
素材 | ステンレス鋼 |
収納サイズ | W29.2cm×H10.5cm×D2cm |
組立サイズ | W28.6cm×H27.8cm×D5cm(高さ10.5cm) |
重さ | 910g |
耐荷重 | 火床の耐荷重は約15kg |
あなたが焚き火台に求めるものは何?【焚き火台の選び方・おすすめ7選】
もくじ
ファイアーセーフのメリット
メリット
- 使いやすさを考え抜かれたデザイン
- コンパクト
- 組み立てやすい2つのパーツ設計
- 直火に限りなく近いが直火より片付けが楽
完成されたデザイン2020年度グッドデザイン賞を受賞した。
この焚き火台のデザインのどこがすごいのか。
①収納のコンパクトさ
収納ケースの見た目はクラッチバッグのようだと言われるが、
収納サイズは29.2cm×10.5cm×厚さ2cm
ケースに入っているが、ケースがスタイリッシュすぎて感動した。
荷物を減らしたい人や重さを抑えたい人にはおすすめ。
大きい焚火台は持ち運びで片手が埋まるからねー
片手で軽々持てるね
このケースに2つの薄いパーツが入っている。
重さは0.9kgと重すぎないので他のものと収納ケースに入れても合わせて持つことができる。
②組み立てやすいパーツが2つ設計
ファイヤーセーフはなんとパーツは2つと迷うことなく設営・組み立てができる。
『蛇腹火床パーツ』を『枠になるパーツ』に2箇所はめて載せるだけ。
たったそれだけなので1分もかからない。
完成したら安定感があって動かしても外れにくい。
③ほぼ正方形なので薪が組みやすい。
完成時のサイズは28.6 x 27.8 x 高さ10.5 cm。
長方形の対角線を求める式に合わせると39.9cm
そんなことしてないで実際に測ってみればいいじゃない。
市販薪はだいたい40cm前後の事が多いのでまさにそこに合わせて設計しているんじゃないかと思ってしまう。
もう少し長い薪でもはみ出しても良ければなら使える。
縦横のサイズもう少し大きくてもいいかもね。
薪も組みやすい形になっている。
他にコンパクトな焚火台といえばピコグリル系の焚火台がある。
ピコグリル系の焚火台は奥行が短めなので薪を組む時に制限がかかる。
TokyoCampの焚火台を使う時には空気の通りを考えた時には組みづらさがあるので、私はフレームに立てかけたり工夫をしながら使っていた。
それに比べるとほぼ正方形の形は薪の制限なく組みやすい。
④空気の通りと熾の溜まり
炉がジグザグになっているので薪を載せたときに空気の通り道ができる。
空気が通ることで燃えやすさに繋がっていると感じる。
薪を燃やしていくうちに、ジグザグになっている炉の谷側に熾(おき)が溜まるのでさらに薪の下側も燃えやすくなる。
空気の通りと熾のたまりが燃焼しやすい環境を作り出している。
⑤灰の処理簡単
焚火台あとに灰や炭の片付けがあるがこれもしやすい。
炉パーツのひっかけてあるフック持ち上げると弧を描いて灰・炭を持ち上げることが出来る。
それをザーッと火消しツボに入れれば灰の処理も簡単。
直火OKなキャンプ地でこれを使えば直火に近い感覚で焚き火ができるが片付けが簡単になる。
直火OKなら直火でやればいいんじゃないの?
もちろん直火でも出来るが、炭や灰の片付けが面倒だったりする。
そのままにしていけば炊き逃げとなってマナー違反になってしまう。
片付けを簡単にしながらほぼ直火が堪能できるのもこの焚火台のメリット。
デメリット
もちろんデメリットもある。
デメリット
- 焚火台だけでは調理はしづらい
- 芝生サイトへの熱対策が必須
使ってみてデメリットも感じたので触れていく。
①料理には五徳が必要
ファイアーセーフで調理をするためには五徳(ゴトク)が必要になる。
さらに正規品の五徳は焚火台本体より高いという隠れデメリットもある。
グリルM1 五徳
この五徳は高さ調整できるメリットがあり調理のしやすさを高めてくれることは間違いない。
ワイヤーの留め具で3段階の高さ調節ができる。
グリルM1の耐荷重は13kgでスキレットなども載せられる。
グリルM1は価格が高いので他の五徳を使用することも出来るが合う五徳を見つける必要がある。
ファイアーセーフにあう五徳の条件としては
五徳の条件
- 焚火台をまたぐだけの脚部に幅があること
- 焚火台の火と五徳の距離が遠すぎない高さであること
- 薪の入れやすさもあること
私は①しか考えておらずに五徳選びをしてしたのでご注意を
色々考えるのが面倒だったり、失敗したくない人はグリルM1の購入した方がいいと思います。
私が購入した五徳はYOLERのクッカースタンド?のM。サイズ感はいいと思う。高さ調節はできない。
クックセット
グリルM1を持っている人にさらに調理をしやすくするクックセットが販売されている。
セット内容
- 2Lポット
- 2Lポット用蓋
- グリドル
- ヒバチ
- まな板
- レイルシステム
- ポットグリッパー
- マイクロファイバークロス
- 収納袋
グリルM1の上にクックセットを乗せて調理を行う事ができる。
本体を購入した人だけがグリルM1を堪能でき、グリルM1を購入した人だけがクックセットを楽しめる。
もうファイアーセーフをとことん楽しみたい人は購入した方がいいですね。
ウルフアンドグリズリー沼や・・・。
セット内容は充実していてこれで調理している人は玄人感が出るんだろうなという印象。
②芝生サイトへの熱対策が必須
直火可能なサイトでは気にする必要はないのかもしれないが、芝生サイトでは芝が焼けないように熱対策が必要になる。
焚火台の下は熱くなるので工夫が必要だ。
スパッタシートの性能にもよるが、シートだけでは燃えないかも知れないが熱による芝へのダメージは避けられない。
なのでスパッタシート+αが必要になる。
私は木を置いてからスパッタシートを使い地面との距離を出して地面への熱を防いだ。
木は炭化していたので木自体が燃えないようにまた対策を考えなくてはいけないかなという印象は残った。
使ってると歪む?
何回か使用してると若干歪みを感じる。
あんまり目立たないが歪みを感じる。
ただ使用には問題ない。
長期的に使ってどうなるか分かればまた更新したい。
おすすめしたい人
おすすめしたい人
- 直火スタイルをしているけど片付けがめんどくさい人
- ロースタイル〜地べたスタイルで焚き火台をしたい人
- 軽量化や荷物のボリュームを抑えたい人
- この焚き火台がカッコイイと思っている人
直火スタイルしてるけど片付けが面倒な人はこれは地べたにかなり近いので便利だと思う。
ロースタイル〜地べたスタイルで焚き火をしたい人にはファイアーセーフは候補にいれたい。
私はヘリノックス系チェアのグラムチェアに座りながら焚き火をしている問題ない。地べたスタイルならなおさら合う焚き火台だと思う。
あとこの焚き火台がカッコイイと思うならもう買った方がいいと思う。
カッコイイとか好みが合うというのはキャンプ道具選びで大切なこと!
まとめ
ウルフアンドグリズリーのファイアーセーフについて紹介していきました。
組み立て・片付けしているときにこの設計とデザインは最高だなーなんて思いながらロマンを感じました。
燃えやすさなども考慮されているデザインだけじゃない機能性のある焚き火台です。
デメリットの調理や芝への影響などは対策をとる事でコントロールできるデメリットなので致命的ではないのでおすすめしやすいかなと思います。
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参考になれば幸いです。
以上。おわり。
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