ピコグリル398の模造品として多くの商品が販売されるようになっています。パチグリルなんて言われたりもしますが気になっている人はいるのではないでしょうか?
もしかしてこちらのサイトを見かけた人の中には、Amazonで販売されているOKITIの焚き火台をみかけて気になっている人もいるのではないでしょうか?
今回そのパチグリルとも言えそうなピコグリルそっくりなOKITIの焚き火台を購入したのでレビューしていきます。
結論を言ってしまうと、
バリ・軽量さ・コンパクトさ・所有欲という点を気にしなければOKITIは買いです!
燃焼の様子は動画でどうぞ
もくじ
パチグリルとは
ピコグリルいう焚き火台があり、そのピコグリルの模造品はいくつも販売されています。
ピコグリルの模造品のことを通称『パチグリル』と呼ばれることがあります。
特にピコグリルの中でもピコグリル398と言うモデルの模造品が多く出回っていてそちらを指す言葉のようです。
製品としては結構使えるものが多く、本物とは若干形状を買えているものも多いようです。
本物は価格が少し高く手が出しにくかったりすると思います
キャンプ芸人のヒロシさんが使っている焚き火台ね
OKITI折りたたみ焚き火台の特徴
OKITIの折りたたみ焚き火台の特徴について紹介します。
OKITIはアマゾンから購入することができます。
軽量で折りたたみ式のコンパクトになる焚き火台です。
ピコグリルと違う点はスピットが落ちにくいような曲げ加工がしてあること、炉の形が端だけ曲げ加工がしてあるのでTokyoCamp焚き火台とピコグリルの間のような形をしています。
組み立て方
組み立て方は簡単です。
A4サイズの収納で2枚のステンレス板を組み合わせることで焚き火の炉になります。
ステンレス板は組み合わせた後、折りたたむことができてそのまま収納ケースに入れることができます。
フレーム部分も広げるだけの簡単な組み立て式です。
広げたフレームの上に組み合わせた炉に乗せて、炉にあるフレームを入れるくぼみがあるのでそこへ入れると固定されます。
下の画像は右上1箇所固定できていませんでしたがしっかり入ります
スペック
スペックをピコグリル398のものと合わせて表にしておきます。
サイズ感がさほど変わりませんが重さはピコグリルのほうが軽量です。OKITIも700gは十分軽量です。
価格差がかなり大きいです。
OKITI 焚き火台 | ピコグリル 398 | |
使用時サイズ | 約39×25×26.5cm | 38.5cm×26cm×24.5cm |
収納サイズ | 約30×23×1.5cm | 33.5cm×23.5cm×1cm |
重量 | 約700g | 約 365g(串・ケースを除く) |
耐荷重 | 10kg | |
素材 | ステンレス304 | ステンレス |
セット内容 | ステンレス板×2 フレーム×1 スビット(串)×2 収納袋×1 | 本体 Spit(串2本) 収納ケース 日本語説明書 |
価格 | Amazon1500~2100円程度 | Amazon14,000円 |
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ピコグリル398との違い
ピコグリル398とOKITI焚き火台の違いはいくつかあります。
ピコグリルの曲線に比べ、カクカクしているOKITIはTokyoCamp焚き火台に似ているような。
一方で若干V字に開くところ、組み合わせたまま片付けられるところ、フレーム部分はピコグリル寄りな中間のような焚き火台。
左がOKITI右がピコグリル。サイズ感はほぼ同等。
手を離すと自動で広がるのも同じだが、カクカクしているOKITIと曲線のピコグリル。
脚は似ている構造だが、細いところは細いのが本家ピコグリルで軽量化が図られています。
V字に開きやすいのはピコグリル。空気の通りは開いたほうが良いです。OKITIもV字にはなるのでべったり薪がくっつきにくいのは良い。
スピットはOKITIは落ちにくい曲げ加工がしてあります。ピコグリルは動かせる範囲がOKITIより広いのでスライドさせられます。
OKITIは数回の使用で歪みが結構ある印象があります。炉を載せるとねじれているのがわかります。使用は十分にできるが、耐久性はピコグリルの方がいいと考えられます。
脚も開きづらくなっていたので細かい点はピコグリルがさすがといったところでしょう。
私には並んでいるとほぼ違いがわからないわ
細かい点はピコグリルが優れているよ!長く愛用ならピコグリル、少し火遊びしたいならOKITIって感じかな
OKITIパチグリルのメリット
コンパクトでシンプルな組み立て
OKITIの焚き火台はコンパクトで組み立てがシンプルで組み立てで迷うことがありません。
組み立て方法は「①フレームを広げて」「②炉を載せる」だけの簡単な操作になります。
最初に使う時は炉が2枚のパーツに分かれているので組み合わせます。
組み合わせた状態で片付けることができるのでこの操作は1度だけになります。
2回目からは超簡単
組み立て方法はピコグリルと同じなんだね
価格の安さ
価格の安さが異常です。ピコグリル398の低下は14,000円程度であり、このOKITIの焚き火台はアマゾン販売価格が前後がありますが、ほぼ1000円台で購入することができます。
この価格差はかなり大きいので、購入する側からすると安いに越した事はありません。
一方、“本物のピコグリル“は本物を購入することでしか手に入れられないので、似てる商品よりも本物が欲しい人は高くてもそちらを購入したほうがいいでしょう。
価格が1万円以上違うぞ・・・
スピットが落ちにくいように曲げ加工
五徳になるスピットが本家同様に2本付いてきますが、スピットが落ちにくいように曲げ加工してあります。
さらにフレームもスピットが落ちないように山なりなっています。
落ちる心配が少なく安心して使いやすいです。
一方、スピットの可動範囲は狭めだと感じました。
OKITIパチグリルのデメリット
OKITIの焚き火台にはデメリットはいくつかあります。
デメリットを踏まえた上でもコスパが良く、この価格なら買っても良いだろうと思えるデメリット
デメリットとしては、①アマゾンの紹介ページの画像と実物が違う、②組み立ての時に少しはめずらい、③バリで手が切れる、④芝生が焼けることに注意が必要、⑤本物のピコグリルを持っている所有欲は満たされないという点が挙げられます。
アマゾンの紹介ページの画像と実物が違う
アマゾン商品ページではピコグリルと似たようなデザインの画像が載せられていますが、実際に購入してみてみると少し炉の縁に曲げ加工がしてあって立ち上がっている作りになっています。
使用感としては許容範囲ですが、ピコグリルは曲線美といった感じでこの角張った感じはTokyoCamp焚き火台に近い印象を受けます。中間のような焚き火台です。
本当にピコグリルまるまるパクったようなものが欲しい人はOKITIの焚き火台ではないほうがいいかもしれません。
パチグリルではなく寄せグリル程度かな
何いってんのー
組み立て時少しはめづらさがある
組み立てをするときにフレームに炉を載せますが、はめ込む部分に少しはめづらさを感じます。
また炉が奥か手前の片側に寄ってしまうこともあるので、組み立て時には炉の中心がフレームの下に触れるように組み立てると組み立てやすいです。
少し慣れが必要ですが、大変な作業ではありません。
初めてのとき写真のように右上をフレームにはめられていませんでした
バリで手が切れやすい
OKITIの焚き火台はバリがあり、手が切れる可能性があります。
素手で保護フィルムを剥がしてたら切れました
油断してるからだよ
切れるだろうと予想してたから慎重にしてたのに切れてしまった
手袋を使用するなど注意したり、ヤスリでバリをとる作業をした方がいいでしょう。
それさえしてしまえば格安ですごく使える焚き火台へ早変わりです。
芝生が焼けることに注意
地面から近い焚き火台ではどれも同様ですが、炉が地面に近いため焚き火の熱によって芝生が焼けることに注意が必要です。
芝生サイトでは焚き火シートだけでなく、熱を遮断する対策を取らないと芝生が焼けてしまうので注意をしましょう。
本物を持っているという所有欲は満たされない
物を買う時に考慮されるのが“所有欲“があります。
似ているものがほしいんじゃない、ピコグリルがほしいんだ
これ高かったけど本物買ってよかったと思える人は本物のピコグリルを購入した方がいいでしょう。
安くて使えるなら安いほうがうれしいよ
一方、所有欲は気にしない、安く買えた分他の道具も揃えやすいという人にはこの価格でこの性能なら購入してもいいのではないでしょうか。
色んな焚き火台を使用したい人にはパチグリルもありだと思います。
使用を重ねると歪みは出てくる・片側に傾きやすい
使用を重ねると炉に歪みが出てきやすいように感じます。
その影響か前後片側に重みがかかると片方に傾きやすいかなという印象を受けます。
傾きで薪が落ちたりしなければいいのかなと思いますが、落ちるようなら使用には注意が必要と考えられます。
動画で見ていただくとわかりやすいかと思います。
OKITIの焚き火台パチグリルのレビューまとめ
OKITIの焚き火台について紹介してきました。
ピコグリルそっくりの焚き火台をAmazonで購入したら画像とちょっと違う焚き火台が到着。
ちょっとこれ違うぞ・・・と思って使ってみたら普通に使える焚き火台でした。
安い価格ですが軽量コンパクトで使いやすくてピコグリルが欲しいけど高いと思っている人にはジェネリック的に使えるかもしれません。
スピットは落ちにくいように曲げ加工してあるなど工夫も見られます。
参考になれば幸いです。
以上。おわり。