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あおパパ
キャンプ歴6年目。
妻と子供が2人(4歳と1歳)がいます。
デュオ・グループキャンプからスタートも、現在はファミリーキャンプ・ソロキャンプをしています。
メインテントはスノーピークのエルフィールド、サバティカルのモーニンググローリーTC。
One Tigris(ワンティグリス)のCONIFER(コニファー)ポリコットンTCのレビューを行います。
コニファーは小型のティピー型テントでありながら居住性を向上させたテントです。

あおパパ
TC素材のスカート付き、煙突穴付きの4シーズン対応テントでどの季節でも使いやすい印象です。

あおママ
これでもかと性能を詰め込んだテントで正直驚かされた最強テントです。

あおパパ
TC素材の小型ティピーの中では最強ではないでしょうか
それでは詳細にレビューを行っていきます。
設営方法など動画はこちらから
コニファーの特徴
小型テントであるが二股ポール(Aフレーム)で、後方が補助ポールで空間を広げられているのでサイズの割に居住スペースが広いことが大きな特徴です。
さらにテントに欲しいと思える機能をふんだんに入れまくって価格がそれなりに抑えられています。
カラーもかっこよくデザイン・居住性・機能性が高い、高コスパテントです。
コニファーの特徴
- 260cm四方のティピーテント
- 標準で二股ポール
- 空間拡張の補助ポールあり
- TC素材
- 巻き上げ可能なスノースカートあり
- はね上げキャノピー可能でタープ代わりになる
- カーキは色がかっこいい

むすめ
収納状態
| CONIFER |
使用時フロアサイズ | 縦260cm横260cm高さ180cm |
収納サイズ | 60cm x 20cm |
重量 | 約6.8kg |
耐水圧 | 400mm撥水処理 |
素材 | TC ポリコットン生地 アルミ合金アクセサリー ポール:7075アルミニウム合金 |
煙突ガード | 20x30cm;煙突の穴の直径:9cm |
価格 | 31,000円 (税込) |
セット内容 | 3mロープ*6 テントペグ*14 Aフレームテントポール*1セット*1 スタッフサック*1 テント本体* 1 煙突ガード(20x30 cm)*1 ポジショニングロープ*1 |
| 詳細を見る |
セット内容
小型テントのメリット・デメリット、そして解消
小型のテントのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 扱う生地やポールが少なく設営が簡単
- 荷物としては小さめ・軽め
- 家帰ってから乾燥させる場所を取りにくい
デメリット
- 寝泊まりできる人数は限られる
- テント内の有効スペースが限られる
コニファーは小型テントですが、同じティピー型テントと比べると二股ポール(Aフレーム)であり、後方への空間拡張、さらに跳ね上げアレンジで有効スペースが広いです。

同じサイズであれば使える面積が格段に違うのでデメリットの狭めの有効スペースを広げることができています。
ソロで楽しむには楽しみやすい空間ができます。
小型のテントなのに広い居住空間
コニファーは幅260cm×奥行260cm×高さ180cmと小型なテントに属します。
ソロ用のティピーテントのサイズと比較しても、BUNDOKのソロティピー1より大きく、YOKAティピーより小さいサイズ。
| サイズ比較 |
コニファー | 縦260cm横260cm高さ180cm |
ソロティピー1TC | 約2400×2400×1500mm |
パンダテント | 2,400×2,400×1,500mm |
YOKAティピ | W270cm x D270cm x H175cm |
ほぼ同サイズですが、後方の拡張スペース+二股ポール+はね上げによって同サイズのテントとは一線を画す居住性があります。
補助ポールで空間拡張した広さ
後部の空間拡張のポールを使っているのでことを置いたり、寝室に使いやすいスペースが広くなっています。
補助ポールとテント付属の調整テープで後方にテントを引っ張りテント内を広げてくれる
あおパパ
まるでゼインアーツのギギ-1のような構造で、ロープじゃなくてテント付属のテープなのも簡単でいい
内側からチャックを開くとメッシュへ変えることができます。

あおママ
換気ができることとテント内が明るくなることがうれしい
グラウンド型のチェアを配置するとこれくらい壁に寄っても頭はぶつかりませんでした。
座ってみるとテントの半分に当たるポジショニングテープより後方に座ることができて、中心にポールがないのでスペースが広く感じます。
二股ポールで有効スペース拡大
標準で二股化されているので、二股化のための道具を追加購入することなくできます。
ワンポールテントの弱点とも言える中央にポールがあることで居住性を下げることになるが、二股ポールはそれを解消してくれています。
ポジショニングテープを使用することで二股も設営しやすいです。
はね上げでタープなしのメリット
風のない日にははね上げを使用することで空間を作り出すことが出来ます。
追加のはねあげ用ポールを持っていればアレンジの幅がひがります。
ポール3本追加した状態はね上げた状態はテントとタープと連結したような形を作り出しています。
テント1つでタープと連結したような状態を作れるのは荷物も減り、設営も簡単で日よけや雨除けの恩恵を受けることができます。
ポール1本追加の状態生地が垂れ下がり目隠しにもなる
巻き上げることも可能
それでも『テントとタープ両方欲しい』いう場合にはテント頂点にはタープ接続できるようなループが付属しているので安心です。
TC素材のメリットデメリットと撥水性
テントの記事として使われているのはポリコットンTCです。TC素材はポリエステルとコットンの混紡素材です。
TC素材のメリットデメリットを確認しときます。
ポリエステル生地とコットン生地のそれぞれの長所・短所を併せ持った素材になります。
ポリエステルとコットンのバランスの良い組み合わせがされている生地だと思います。
| ポリエステル | TC | コットン |
影の濃さ(遮光性) | 薄い(厚みにもよる) | やや濃い | 濃い |
火の粉への強さ | 弱い | やや強い | 強い |
結露 | しやすい | しにくい(吸ってくれる) | しにくい(吸ってくれる) |
重量 | 軽い | やや重い | 重い |
乾きやすさ | 乾きやすい | やや乾きやすい | 乾きにくい |
シワになりやすさ | なりにくい | ややなりにくい | なりやすい |
伸びやすさ | 伸びにくい | やや伸びにくい | 伸びやすい |
カビやすさ | カビにくい | ややカビやすい | カビやすい |

あおパパ

あおママ
コットンのメリットを持ちながらデメリットを感じにくくしてくれるイメージね
コニファーテントも撥水性はしっかりあります。
長時間雨に当たると生地に水分を含むようになります。
煙突穴が標準
煙突穴が標準装備となっています。
テント内での薪ストーブの使用は自己責任になりますが、薪ストーブのインストールをしやすいように作られています。
煙突穴はストーブを使用しない場合は換気口として空気循環のために使うこともできます。
ここは雨漏りの原因になると思うので、はね上げたときには雨の日にはここに雨がたまらないように注意が必要です。
全周囲スノースカート付き
全周囲にのスカートがついていて風の侵入、雪の侵入、虫の侵入、保温効果が期待できます。
ペグ用ループも付いてます。
さらにこのスカートは巻き上げが可能です。
夏の暑い時期など通気性が悪くなることや熱がこもりやすくなることが気になる人はスカートを巻き上げておくことで使い分けすることができます。
細かい特徴
ベンチレーション
ベンチレーション(換気口)は上部に2箇所
後方には三角の大きなメッシュが付いているので換気良好です。
後方は雨が入りにくい作りになっているので小雨程度なら雨の日も換気しやすいと思います。
ダブルジッパーの採用
コニファーはダブルジッパーを採用している。
ダブルジッパーだと薪ストーブ導入時に利用しやすいというメリットがある。
元々煙突穴が設置されているので不要とも考えられますが、ストーブを別の位置につけたい時には役立つかもしれません。
付属ペグは蓄光ペグ
付属ペグは蓄光なので暗くなったときには場所がわかりやすい
ランタンフック2箇所
ランタンフックは左右の入り口上部に2箇所あります。
さらに頂点のAフレームが当たる箇所にポールを通すため(?)のループがあるが、それもランタンをかけることは可能。
合計3箇所に吊るすことができます。
設営方法
基本の設営方法は超簡単です。
設営方法
- テント生地を広げる
- 4角のテープにペグを打つ
- 二股ポールを入れてポジショニングテープで調整する
- 後方に補助ポールを差し込み、テープを引っ張りペグを打つ
- 前方側に1箇所ペグを打つ
テント生地を広げる
4角のテープにペグを打つ
二股ポールを入れてポジショニングテープで調整する
後方に補助ポールを差し込み、テープを引っ張りペグを打つ
前方側に1箇所ペグを打ちこみ、完成
ペグを打ち直さなくてもテントの張り具合を調整できる機能も便利です。
サイドは広げて留めておくことが可能
BANDUKソロティピー1TCと比較
似ているテントだと思ったのはBUNDOKのソロティピー1TCです。
ソロティピー1TCを二股ポールにして後部の空間を補助ポールで広げられるようになっているイメージです。

あおパパ
コニファーは…
- サイズは一回り大きい
- 標準でポールが二股化されている
- 空間拡張のポールが付いている
- 煙突穴が付いている
- インナーテント・はね上げ用ポールは付属しない
- 前幕はない
| OneTigris CONIFER | BANDUK ソロティピー1TC |
使用時フロアサイズ | 縦260cm横260cm高さ180cm | 約2400×2400×1500mm |
収納サイズ | 60cm x 20cm | 約440×240×240mm |
重量 | 約6.8kg | 約4.8kg |
耐水圧 | 400mm撥水処理 | フロア(耐水圧5000mm) |
素材 | TC ポリコットン生地 アルミ合金アクセサリー ポール:7075アルミニウム合金 | フライ:混紡生地(ポリエステル65%・コットン35%) インナー:ポリエステルメッシュ ポール:アルミ合金 |
煙突ガード | 20x30cm;煙突の穴の直径:9cm | なし |
価格 | 31,000円 (税込) | 参考上代 49,500円(税込) 27,800円(税込み・ECサイト参考) |
セット内容 | 3mロープ*6 テントペグ*14 Aフレームテントポールセット*1 スタッフサック*1 テント本体* 1 煙突ガード(20x30 cm)*1 ポジショニングロープ*1 | フライシート×1 インナーシート×1 メインポール×1 サブポール×1 ペグ×14本 ロープ×5本 収納ケース×1 |
追加オプション | インナーテント:6,100円(Amazon) | 前幕:8,800円(Amazon) 二股ポール:4,980円(Amazon) |
| 詳細を見る | 詳細を見る |

あおパパ
二股化したい、薪ストーブ入れたいという方はワンティグリスがおすすめ

あおママ
空間拡張より前幕がいい人にはバンドックがおすすめかな?
OneTigris Northgaze ポリコットンTCと比較
同じONETIGRISでも跳ね上げ可能なワンポールテントNorthgaze(ノースゲイズ)ポリコットンTCがあります。
そちらとも比較してみましょう。
どちらもTC素材のティピー型で煙突穴がついていることも同じ。跳ね上げを楽しめるのも一緒です。
サイズはノースゲイズの方が直径も大きく高さもありますが、価格はさほど変わらないです。
コニファーは小型ですが、Aフレームであり空間拡張のポールもあるので小さい割に狭く感じにくいかもしれません。小さいため設営は簡単になると思います。

あおパパ

あおママ
| OneTigris CONIFER | OneTigris Northgaze ポリコットンTC |
使用時フロアサイズ | 縦260cm横260cm高さ180cm | 直径360cm高さ205cm |
収納サイズ | 60cm x 20cm | 58cm x 20cm x 20cm |
重量 | 約6.8kg | 7.25kg |
耐水圧 | 400mm撥水処理 | 350~400mm |
素材 | TC ポリコットン生地 アルミ合金アクセサリー ポール:7075アルミニウム合金 | TC ポリコットン生地 アルミ合金アクセサリー ポール:7075アルミニウム合金 |
煙突ガード | 20x30cm;煙突の穴の直径:9cm | 9.5cm |
価格 | 31,000円 (税込) | 29,800円(税込み・Amazon参考) |
セット内容 | 3mロープ*6 テントペグ*14 Aフレームテントポールセット*1 スタッフサック*1 テント本体* 1 煙突ガード(20x30 cm)*1 ポジショニングロープ*1 | ワンポールテント*1 2.5mロープ*8 スチールペグ*18 205cmテントポール(直径:28mm)*1 収納袋*1 |
| 詳細を見る | 詳細を見る |
コニファーのまとめ
ONETIGRIS(ワンティグリス)のCONIFER(コニファー)について紹介してきました。
コニファーはサイズは小さめのテントなので設営撤収はしやすいです。
さらに小型テントのデメリットである居住性をサブポールで広げ、二股のAフレームで向上させてくれています。
はね上げによるタープで日除け雨よけも可能でアレンジ力もあります。
スカート、煙突穴、TC素材と冬キャンプにも活躍しそうです。
まさに価格も極端に高いわけではなく、TC素材小型ティピーテントでは最強ではないでしょうか。
設営方法など動画はこちらから