スノーピーク(snow peak)のランドネストドームを一言で表すと設営のしやすさに特化した、使えるシーンが豊富なテントです。
エントリーモデルとして販売されていますが、初心者に限らず設営のしやすさというメリットを受けることが出来ます。
こんなメリットを受けることができます。
サイズ感はMが3〜4人用はできるのでソロ〜ファミリーまで使うことが出来るテントになっています。
今回はMサイズのレビューを行っていきます。
このテントはオススメできます!
もくじ
ランドネストドームの特徴
スノーピークのランドネストドームはエントリーモデルとして販売されたドーム型のテントです。
エントリーモデルはスノーピークとしては価格は比較的抑えながら、スノーピーク品質を体験することができます。
エントリーモデルといいますが普通に経験者でも使えます
ランドネストドームM | ランドネストタープ | |
使用時サイズ | 450×280×160(h)cm | 最大幅440×380×240(h)㎝ |
収納サイズ | 70×21×25(h)cm | 75×15×18(h)cm |
重量 | 8.7kg | 7.2kg |
本体 | 75Dポリエステルタフタ・PUコーティン耐水圧1,800mmミニマム・撥水加工・UVカット加工 | 210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・撥水加工・UVカット加工 |
インナーテント | インナーウォール:68Dポリエステルタフタ ボトム:210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム | - |
セット内容 | テント本体、インナーテント、センターフレーム(×1)、Aフレーム(×2)、Cフレーム(×2)、ジュラルミンペグ(21cm×14)、自在付ロープ(3m×6)、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース | タープ本体/スチールポール(240cm×2)/スチールペグ(30cm×8)/自在付ロープ(二又用10m×2、3m×4)/キャリーバッグ/フレームケース/ペグケース |
フレーム・ポール | A6061(Φ13mm) | スチール |
対応人数 | 3~4名 | 4名 |
価格 | ¥51,700(税込) (テントタープセット¥80,300 (税込)) | ¥37,400(税込) |
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ランドネストで出来るキャンプスタイル
ランドネストで出来るキャンプスタイルは、私は5つ想定しています。
ファミリーキャンプもソロキャンプもしたい人だったり、デイキャンプから始めていずれは泊まりたいと考えている人におすすめできます。
使えるシーンが多いね
ランドネストの設営方法
ランドネストの設営方法はYouTube動画を参照してもらえるとわかりやすいと思います。
チャンネル登録もよろしくお願いします!
ランドネストのメリット
ランドネストMテントタープセットのメリットをまとめておきます。
設営が簡単な3つの理由
ランドネストドームは設営がとても簡単です。
その理由は3つ、1つが逆Y字フレーム、2つ目が吊り下げ式インナーテント、3つ目が対称的な作りなことです。
逆Y字フレームで早く自立する
逆Y字フレームを使うことでテントが早く自立します。
ランドネストはドームと言いますが、アーチ3本で空間を作っているのでトンネル型に近いです。
トンネル型テントはアーチさせたポールを広げてペグを打たないと自立しませんので、早く自立してくれる分設営が楽になります。
吊り下げインナーテントで被せなくていい
また吊り下げ式のインナーテントなので、インナーを先に立ててフライシートを上から被せる必要がありません。
背の高いテントだとフライシートを被せるのが大変ですが、吊り下げ式なら簡単です。
そのためインナーなしのシェルターとしても使えるメリットがあります。
インナーテントは外の△窓のメッシュと繋がります。
対称的な作りで前後ろ気にしなくていい
ランドネストドームは前後がないので前後ろ気にしなくていい作りになっています。
テント設営の時は前後があるテントだと前後ろを確認してから設営しなくてはいけないので間違えると時間がかかります。
このテントはどちらに建てても、どちらにもインナーテントを付けることができます。
前後間違えて、ペグ打ち直す時は切ない
新色はで流行にも合う色
ランドネストドームは今までのスノーピークの生地にはない色を使用しています。
今までのエントリーモデルのカラーは茶色ベースでしたが、新色はグレーでスタイリッシュでクールイメージがあります。
エントリーモデルだけど、素人感がないカラーでカッコイイ!
タープ連結が簡単
ランドネストタープとのセットが販売されていますが、非常にタープとテントが連結しやすい構造になっています。
まずはリビングになるタープの位置を決めて設営し、その後にポールを付けた状態までテントを設営し移動ができます。
タープ下にランドネストドームを入れることが出来て初心者にもスムーズに連結ができます。
キレイ連結出来てるとカッコよく決まるね!
テント2つとタープ1つで大人数にも対応できる
タープ1つにテントを2つ連結してランドネストドーム2つ付けることが出来るので、大人数のファミリーキャンプでも活躍しそうです。
もちろん、他のテントと連結してもいいと思います。
ただタープの対応使用人数には注意が必要だね
前室もそこそこ広い
前室もそこそこ広いので、寝るときに靴やちょっとした道具を入れておくことができます。
防犯面で守っておきたいものや結露してほしくないものを入れておくには便利な広さです。
ランドネストドームのデメリット
スカートがないので寒い時期に弱い?
ランドネストの気になる点は寒い時期に強くない構造です。
スカートの付属がなく、タープ下で過ごすリビングスペースを考えると冷気対策はあまり期待できません。
シェルターとして使う場合にも冷気や風が入りやすいと考え、寒い時期には向かないと考えた方がいいでしょう。
スカートなしでも気にせず泊まれる人もいます
寒い時期までキャンプをしたくない人や初心者でそこまで考えいない人、暑い時期と寒い時期でテントを変える人にはデメリットではありません。
寒い時期に使う予定のない人にはオススメ
前後の出入り口にはメッシュがない
前後の出入り口にはメッシュがないことが気になる人もいるかもしれません。
シェルターとして使って虫対策しながら風通しを考えた時にはメッシュは有効です。
暑い時期はタープ下で過ごす人にとってはそこまで気にしなくてもいいかもしれません。
ランドネストドームとアメニティドームの比較
スノーピークのアメニティドームとランドネストドームを比較してみます。
どちらもスノーピークのドーム型でサイズ感も似ていると思いますがどのような違いがあるでしょうか。
表でみると生地などはほぼ同等で価格も同価格帯。あとは構造の違いや色の違いが大きいでしょう。
ランドネストドームM | アメニティドームM | |
使用時サイズ | 450×280×160(h)cm | 505×280×150(h)㎝ |
収納サイズ | 70×21×25(h)cm | 74×22×25(h)cm |
重量 | 8.7kg | 8㎏ |
本体 | 75Dポリエステルタフタ・PUコーティン耐水圧1,800mmミニマム・撥水加工・UVカット加工 | 75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工 |
インナーテント | インナーウォール:68Dポリエステルタフタ ボトム:210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム | インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム |
セット内容 | テント本体、インナーテント、センターフレーム(×1)、Aフレーム(×2)、Cフレーム(×2)、ジュラルミンペグ(21cm×14)、自在付ロープ(3m×6)、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース | テント本体、本体フレーム長(×3)、前室フレーム(×1)、ジュラルミンペグ(17cm×18)、自在付ロープ(1.4m×2、2.5m×2、2又5m×2)、リペアパイプ、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース |
フレーム・ポール | A6061(Φ13mm) | ジュラルミンA7001+A6061(φ12.8mm+φ12mm・前室φ11.8mm+φ12mm) |
対応人数 | 3~4名 | 5名 |
価格 | ¥51,700(税込) (テントタープセット¥80,300 (税込)) | ¥52,800(税込) |
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フレーム構造の違い
同じドームテントという括りですが、フレーム構造が違います。
アメニティドームはインナーテントをポールクロスさせて自立させるドームテント。
ランドネストドームはフライシートを逆Y字のポールで自立させるテントになります。
設営までの早さはランドネストドームの方が早く、楽にキャンプを始められるでしょう。さらにシェルターとして使用することもできます。
一方、風への強さはアメニティドームの方があるかもしれません。
インナーテントの取り付け方の違い
アメニティドームはインナーテントをポールで建ててから、フライシートを被せます。
ランドネストはフライシートをポールで建ててから、インナーテントを吊り下げます。
インナー吊り下げのメリットはいくつかあります。
高さがあり居住性もあるのはランドネスト
高さはアメニティドームMが150㎝ランドネストドームMが160㎝となっています。
ランドネストは高さ160㎝となっていますがシェルターで170㎝の私が立つことができました。
テント内で中腰移動などを考えると高さがある方が過ごしやすさはあります。
ランドネストとエントリーTTと比較
スノーピークのエントリーモデルのエントリーパックTTというモデルがあります。
エントリーTTはテントとタープがセットになっていて、エントリーモデルでランドネストのテントタープセットと比較するにはちょうどいいでしょう。
ランドネストMテントタープセットはエントリーパックTTと比較すると、より設営しやすく、高さもあります。面積はエントリーTTの方が広いです。
背の低い3アーチのトンネル型なのでそこまで設営は難しくないですが、自立が早いランドネストの方が設営は簡単でしょう。
エントリーパックTTはオガワ張りでのタープ連結になります。テントをタープ下に移動できるのでタープ連結のしやすさもランドネストドームの方がスムーズにできます。
どちらかで悩むならランドネストおすすめしたいな
ランドネストドームM | エントリーパックTT(テント:ヴォールト) | |
使用時サイズ | 450×280×160(h)cm | 530×300×150(h)㎝ |
収納サイズ | 70×21×25(h)cm | 66×25×25(h)cm |
重量 | 8.7kg | 7.9㎏ |
本体 | 75Dポリエステルタフタ・PUコーティン耐水圧1,800mmミニマム・撥水加工・UVカット加工 | 75Dポリエステルタフタ、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン加工、UV加工 |
インナーテント | インナーウォール:68Dポリエステルタフタ ボトム:210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム | インナーテント/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム |
セット内容 | テント本体、インナーテント、センターフレーム(×1)、Aフレーム(×2)、Cフレーム(×2)、ジュラルミンペグ(21cm×14)、自在付ロープ(3m×6)、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース | テント本体、フレーム長(×1)、フレーム短(×2)、ジュラルミンペグ(×24)、自在付ロープ(3.0m×4、2.5m×8)、リペアパイプ(×1)、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース |
フレーム・ポール | A6061(Φ13mm) | A6061(φ13mm) |
対応人数 | 3~4名 | 4名 |
価格 | ¥51,700(税込) (テントタープセット¥80,300 (税込)) | ヴォールト¥41,800(税込) エントリーパックTT¥66,000 (税込) |
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エントリーツールームエルフィールドと比較
ランドネストと同じくエントリーモデルのエルフィールドと比較してみます。
価格は高くなってしまうエルフィールドだけど、2ルームのメリットもあるので、なにを重視するかでどちらがおすすめが変わります。
ランドネストドームM | エントリー2ルーム エルフィールド | |
使用時サイズ(最大) | 450×280×160(h)cm | 600×380×210(h・内寸200)㎝ |
収納サイズ | 70×21×25(h)cm | 83×30×34(h)cm |
重量 | 8.7kg | 15.5kg |
本体 | 75Dポリエステルタフタ・PUコーティン耐水圧1,800mmミニマム・撥水加工・UVカット加工 | 本体/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・テフロン撥水加工、ルーフシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・UVカット加工・撥水加工、マッドスカート/210Dポリエステルオックス・PUコーティング |
インナーテント | インナーウォール:68Dポリエステルタフタ ボトム:210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム | インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム |
セット内容 | テント本体、インナーテント、センターフレーム(×1)、Aフレーム(×2)、Cフレーム(×2)、ジュラルミンペグ(21cm×14)、自在付ロープ(3m×6)、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース | 本体、インナールーム、ルーフシート、フ レーム長(×1)、フレーム中(×2)、フレーム短(×1)、 リッジポール(×1)、ジュラルミンペグ(21cm×22)、自在 付ロープ(2.5m×8、1.5m×8)、キャリーバッグ、フレーム ケース、ペグケース |
フレーム・ポール | A6061(Φ13mm) | A6061(φ16mm+φ14.5mm) |
対応人数 | 3~4名 | 4名 |
価格 | ¥51,700(税込) (テントタープセット¥80,300 (税込)) | ¥104,500(税込) |
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寒い時期に行くか行かないか
寒い時期使わないならランドネストを勧め、寒い時期まで使いたいならエルフィールドをおすすめします。
その理由はランドネストのリビングスペースはタープ下を想定しているので、冷気などの影響を受けやすいです。スカートが無い点もあります。
一方、エルフィールドに比べて、設営が簡単で、暑い日も設営が楽に出来て、遊ぶ時間も増えます。
寒い時期には行かないのであればランドネストドームのタープセットがいいです。
2ルームテントのメリット
エルフィールドは寝室・リビングがつながった2ルームテントです。2ルームテントにはメリットがあります。
2ルームテント(エルフィールド)の方が防犯性やプライバシー面では安心できるので重視したいところで選ぶといいでしょう。
その分大きさが大きく設営撤収の手間がかかりやすいです。
トンネル型の2ルームは比較的簡単だけどね
ソロでも使いたいか
今まではどちらかというとファミリーや複数人でキャンプに行く想定で話していましたが、ソロでも1つのテントで行くと考えるなら圧倒的にランドネストをお勧めします。
ソロでエルフィールドは設営が大変で持て余すのでソロ用テントが必要になります。
ランドネストはソロ~ファミリーまで幅広く、設営の簡単に使えるのでおすすめです。
ソロでも行きたいならランドネストまたは、エルフィールド+別のソロ用テントの購入を勧めます。
ランドネストの活用範囲の広さが最大のメリットだな
ランドネストドームをおすすめする人
ランドネストは設営を楽にして遊ぶ時間、ゆっくり過ごす時間を増やしたい人にはオススメです。
さらにデイキャンプ、ファミリーキャンプやソロキャンプまで幅広くやりたいと思っている人にはおすすめします。
その時にはタープ込みでの購入を勧めます!
設営にするための工夫がいくつも込められているため、大きさの割に早く組み立てることができます。
初心者でも大きめのテントで楽しみやすいのて、特にファミリーキャンプ初心者にはかなりいい感じのテントです。
初心者じゃなくても嬉しいテントだけどね!
スノーピークランドネストドームのまとめ
スノーピークのランドネストドームについて紹介してきました。
ランドネストドームは設営簡単で、スノーピークテントの新色で、初心者用だけど初心者に見えないテントです。
逆Y字フレームのおかげでスムーズな設営ができるようになります。
設営簡単でスタイリッシュでカッコよくきまるテントが欲しい人にはおすすめです。