イワタニ(iwatani)のジュニアコンパクトバーナー(JB-JCB)をご存じでしょうか。
キャンプなどで使える、CB缶(カセットボンベ)で使える国産のバーナーです。
同じようにCB缶で使える小型バーナーはいくつか販売されていますが、安くて購入しやすいですが実際に使い心地はどうなのかレビューしていきます。
国内メーカーはガス器具にとって安心感につながるメリット
もくじ
ジュニアコンパクトバーナーの特徴
ジュニアコンパクトバーナーはイワタニの一体型のCB缶用のガスバーナーです。
格安で安心感のある国内メーカーのバーナーが使えることが最大のメリットでしょう。
一体型とはバーナー部分とガス缶が直結となっているバーナーです。
安心感のあるメーカーでありながら格安なのがコンパクトジュニアバーナーです。
発売されてから長く人気商品で、Amazonのランキングでも上位。
そのためジュニアコンパクトバーナーの拡張アイテムもほかのメーカーから販売されているのもうれしい点です。
ジュニアコンパクトバーナー | |
使用時サイズ | 155×155×127mm |
収納サイズ | 82×68×109mm |
重量 | 約274g |
使用できる鍋の大きさ | 目安として18cm鍋(鍋底16cm以下)まで使用可能 |
火力 | 2.7kW (2,300kcal/h) |
連続燃焼時間 | [イワタニカセットガス使用時] 約120分 [イワタニカセットガスジュニア使用時] 約40分 (気温20~25℃のとき強火で連続使用したときの目安時間) |
ガス消費量 | 約194g/h (気温20~25℃のとき10分間のガス消費量を1時間に換算したもの) |
点火方式 | 2アクション圧電点火方式 (回してから圧電点火) |
カラー | [本体] シルバー、[器具せんつまみ] こげ茶 |
材質 | [本体] アルミニウム、[バーナー・ごとく・脚・風防] ステンレス |
付属品 | 専用ハードケース |
生産国 | 日本 |
価格 | 3,843円(投稿時Amazon) |
引用元 | 詳細を見る |
ガス缶一体型のメリット
一体型はテーブル上でのスペースは少なくて済みます。
直線的にスペースを確保すれば置くことが可能です。
一方、分離型はSOTOのフュージョンのようにバーナー部分とガス缶がホースによって距離が保たれています。
分離型のメリット・デメリット
ジュニアコンパクトバーナーの話とは違いますが、選ぶ際には一体型と分離型のガスバーナーを比べた場合に分離型の特徴も知っておいた方がいいでしょう。
SOTOのフュージョンのような分離型の場合はL字にスペースを確保することになるので少し場所を取ります。
分離型はテーブルの下に降ろせれば省スペースにはなりますが、メーカーが推奨していないことや液だし状態にならないように注意しないいけません。
一方で、分離型は輻射熱の影響を受けにくいので大きめな鍋や鉄板などもしやすいメリットがあります。
ファミリーでも使ったりガス缶に被ってしまうなサイズの鉄板なども使いたいとなると分離型の方がいいでしょう。
ソロキャンプではSOTOのフュージョンで鉄板を使って焼肉などをしています。
CB缶で使えるメリット
ガスバーナーにはCB缶(カセットボンベ)とOD缶(アウトドア缶)を使うものがあります。
ジュニアコンパクトバーナーはCB缶を使用しますが、CB缶にはメリットがいくつかあります。
CB缶 | OD缶 | |
入手場所 | スーパー、薬局、アウトドアショップ、ネット | アウトドアショップ、ネット |
価格・ランニングコスト | 安め | 高め |
コンパクト性 | サイズがほぼ均一横連結で場所をとる | サイズ選択できる 縦連結が多く省スペース |
寒冷性 | 弱め ※パワータイプもある | 強め ※パワータイプもある |
なんといってもランニングコストが安くて、入手しやすいということはメリットです。
寒い時期や高山でなければCB缶が活躍できるシーンが多いので、冬キャンプメイン等でなければCB缶のバーナーがおすすめです。
OD缶用ガスバーナーのメリット
OD缶の一体型ガスバーナーは脚部分がOD缶が担ってくれるので、バーナー本体の大きさがコンパクトで済みますし、テーブル上でも省スペースで済むものが多いです。
CB缶には長さが短いタイプも販売されていたりしますのでスペース削減になります。
またアウトドア向けのガス缶で寒冷地・標高高めにも強いことがメリットになります。
寒い時期にキャンプをやるようならOD缶バーナーがあった方が安心感はあります。
CB缶でも寒冷地に強いパワーガスも販売されいたりしますので、寒い時期にはこちらを使用すると寒い時期でも使用できます。
ジュニアコンパクトバーナーは安くて高コスパ
CB缶使用でランニングコストも安いですが、本体価格もほかのCB缶一体型のガスバーナーと比べても安いこともメリットです。
SOTOやFOREWINDSと比較しても半額までいかないが、60%程度の価格なので手に入れやすい。
加熱するということは十分に使用することができるし、機能拡張用カスタムが他のメーカーから多く出ているのでおすすめです。
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー | SOTO ST-310 レギュレーターストーブ | FOREWINDS マイクロキャンプストーブ | |
価格(Amazon投稿時) | 3,843円 | 6,400円 | 6,410円 |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
安いだけではなく十分に使えるのでコスパ最強でしょ!
ジュニアコンパクトバーナーのデメリット
ジュニアコンパクトバーナーのデメリットとしては組み立てに慣れが必要で、少し手間がかかるという点が挙げられます。
組み立ては早く組み立てるには慣れが必要
ジュニアコンパクトバーナーは組み立て方が簡単ですが少し手間がかかります。
そんな手間ではないけど煩わしく感じる
①脚を3本出す
②五徳を4本出す
③CB缶をはめる
なんてことない組み立で簡単です。
一方で脚も五徳も少しずつ脚同士・五徳同士が干渉しあうので煩わしいです。
私は少し対策して組み立てています
すばやい開き方・組み立て方
著者のやっている開き方を紹介しておきます。
SOTOのST310と比較
よく比較対象として挙げられるのは外のST 310です。
CB間の一体型であるバーナーの代表格の2つ言えるでしょう。
ジュニアコンパクトバーナー | SOTO ST-310 レギュレーターストーブ | |
使用時サイズ | 155×155×127mm | 幅166X奥行142X高さ110mm |
収納サイズ | 82×68×109mm | 幅140X奥行70X高さ110mm |
重量 | 約274g | 330g |
使用できる鍋の大きさ | 目安として18cm鍋(鍋底16cm以下)まで使用可能 | 直径20cm未満まで |
火力 | 2.7kW (2,300kcal/h) | 2.9kW(2,500kcal/h) |
連続燃焼時間 | [イワタニカセットガス使用時] 約120分 [イワタニカセットガスジュニア使用時] 約40分 (気温20~25℃のとき強火で連続使用したときの目安時間) | 約1.5時間(ST-760 1本使用時) |
材質 | [本体] アルミニウム、[バーナー・ごとく・脚・風防] ステンレス | バーナー・器具栓つまみ:ステンレス、ボンベホルダー・点火スイッチ:樹脂 |
付属品 | 専用ハードケース | 収納ポーチ |
生産国 | 日本 | 日本 |
価格 | 3,843円(投稿時Amazon) | 6,400円 |
詳細を見る | 詳細を見る |
組み立てやすさはレギュレーターストーブST -310の方が組み立てやすいです。
脚と五徳が同じパーツからなっているので開くだけで完成します。
一方、ジュニアコンパクトバーナーは脚と五徳が別になっているので、五徳が熱されても足が熱くなる事はありません。
ST -310 は脚が熱くなりやすいので対策が必要になってきます。
着火はコンパクトジュニアバーナの方がボタンを押しやすい位置にあります。
ST- 310 は下側にあり押しにくいためアシストレバーの別途購入がおすすめされます。
FOREWINDSマイクロキャンプストーブとの比較
同じイワタニから新規に販売されたFOREWINDSというブランドのマイクロキャンプストーブと比較していきます。
ジュニアコンパクトバーナー | マイクロキャンプストーブ | |
使用時サイズ | 155×155×127mm | (幅)109×(奥行)109×(高)122mm |
収納サイズ | 82×68×109mm | (幅)71×(奥行)57×(高)120mm |
重量 | 約274g | 約186g |
使用できる鍋の大きさ | 目安として18cm鍋(鍋底16cm以下)まで使用可能 | 目安として18cmまで(鍋底が16cm以下) |
火力 | 2.7kW (2,300kcal/h) | 2.3kW(2,000kcal/h) |
連続燃焼時間 | [イワタニカセットガス使用時] 約120分 [イワタニカセットガスジュニア使用時] 約40分 (気温20~25℃のとき強火で連続使用したときの目安時間) | 約120 分(カセットガス FORE WINDS ノルマル使用時) 気温20-25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットガス1本を使い切るまでの実測値 |
付属品 | 専用ハードケース | 専用EVA ケース |
生産国 | 日本 | 日本 |
価格 | 3,843円(投稿時Amazon) | 7,150円(投稿時Amazon) |
詳細を見る | 詳細を見る |
コンパクト・軽量から携帯性ではマイクロキャンプストーブにメリットを感じます。
使用できる鍋のサイズも変わらず組み立てやすさも改良されているモデルと感じます。
火力はジュニアコンパクトバーナーのが大きく、価格面で手に入れやすいのはジュニアコンパクトバーナーです。
より使いやすいのはマイクロキャンプストーブかもしれない
問題なく使える安い高コスパはジュニアコンパクトバーナーね
ジュニアコンパクトバーナーのカスタム
ジュニアコンパクトバーナーは多くのユーザーいるのでカスタムパーツも各社販売しています。
私は普段フューチャーフォックスのヒーターアタッチメントと遮熱板を使用しています
ジュニアコンパクトバーナーのまとめ
イワタニのジュニアコンパクトバーナーについて紹介してきました。
CB缶使用のガス缶一体型のバーナーで本体価格もランニングコストも安いバーナーです。
改良モデルが発売される中でもAmazonのランキングなどでも上位にいて、コストとパフォーマンスが優れた逸品だからだと感じます。
愛用して使えるスペックと価格の安さ、長年愛用されてきた人気モデルなのでカスタムも販売されているなどメリットが多くあります。
参考になれば幸いです。
以上。おわり。