「キャンプを始めたいけど何から始めたらいいかわからない。」
「キャンプ道具は何から揃えたらわからない。」
自分もキャンプを始める時に同じようなことを思いました。
『道具を最低限何を揃えたらいいか』をまとめておこうと思います。
- 最初から自分で全部買いそろえない。
- デイキャンプの道から揃えてキャンプを体験してみる。
- 宿泊に行く準備をする。
もくじ
キャンプの過ごし方
キャンプは自然の中で焚き火やアクティビティ・料理など様々な楽しみ方がある。
自然の中で自分の好きなことをして過ごすだけで幸せを感じることができる。
過ごし方は人それぞれだが、
一方で、みんな共通の過ごし方は『外で、ご飯を食べて、寝る』ことだ。
初心者がいきなりキャンプに行って、泊まるということが難しいと感じるかもしれない。
そういう場合には『外で、ごはんを食べる』
いわゆるデイキャンプから始めてみることをおすすめする。

私たちは外でサンマを食べたことが始まりだったわ
キャンプ初心者の道具の揃え方
キャンプには道具が必要である。
道具の揃え方にはパターンは4つある。
道具の揃え方4つのパターン
- 自分で買う
- レンタルする
- 道具を持っている人と一緒にいく
- 親の使っていた道具を使う

人に「道具を貸して」というと嫌がられることはあるので注意。
例)タープに入らせてもらう。ランタンの明かりを共有する。など

そこは借りる人や間柄にもよるよね
道具の揃え方にはこれらの4パターンと、その組み合わせがある。
組み合わせ例
- 一緒に行く友人の道具を使わせてもらい、足りない分を購入する。
- 親からもらった道具を使い、足りない分をレンタルする。
もし『キャンプやってみたけど合わない』となった場合には全部購入してしまうと大きな出費になってしまう。
キャンプを少し経験してから、買い揃えるようにした方が無駄は少なくて済むか。
デイキャンプで必要な道具
キャンプ場に夕方まで滞在して、お昼ごはんを食べるデイキャンプを体験しよう。
デイキャンプで揃える道具について説明する。
デイキャンプの持ち物
- チェア(椅子)
- テーブル(机)
- クーラーボックス
- 火器(ガスコンロ・BBQコンロ・焚火台)
- 火器に合わせた燃料(ガスボンベ・炭・薪)
- 調理器具(クッカー・鍋・フライパンなど)
- 食器
- 食器洗い用の道具(洗剤・スポンジ)
- タープ
- 火消しツボ(焚火や炭火をするなら)
- ゴミ袋(キャンプ場が捨てられなければ)
チェア(椅子)
ご飯食べるためには椅子が必要になる。
ご飯以外の時間でもキャンプ場でゆっくり過ごすときは、ほとんど座っているので必須。
最初はレジャーシートや安い椅子でもでもいい。
続けていくと、長時間座るので座り心地のいいものが欲しくなる。

私達は今はビジョンピークスのグラムチェア使っているわ

安いチェア数百円~高いチェアだと数万円までピンキリ。
テーブル(机)
食べ物や飲み物を乗せるテーブルは必要だ。
ガスコンロを使用する場合には、置くテーブルも必要になるので、大きいもの1つ、または小さいものを複数が良いか。
100均にもキャンプ用のテーブルが売ってたりもするので、お皿やコップなどをの乗せるだけなら100均から始めてもいいと思う。

複数人で使うなら大きめなテーブルがあった方がいい
クーラーボックス
食材が悪くならないようにクーラーボックスが必要になる。
肉などを用意する料理にはクーラーボックスは必須だ。

キンキンに冷えたビールのためにはクーラーボックスは必須!
クーラーボックスには外側が柔らかいソフトクーラーと、外側が固い素材のハードクーラーがある。
ソフトクーラーとハードクーラー
- ソフトクーラーは使用前後は折りたためたり軽いというメリットがある。
- ハードクーラーは素材や厚みなどもよるが保冷力が強いことが多い。
ガスコンロ・BBQコンロ・焚火台など火器
料理をするために火が必要になる。
キャンプで使える火器
- ガスコンロ(ガスバーナー)
- BBQコンロ
- 焚き火台
- 石油系バーナー
- 固形燃料
- アルコールバーナー
家庭用のガスコンロがあれば、ガスコンロから初めてもOK!
様々な火器あるが、ガスバーナー、BBQコンロ、炭火も使える焚き火台あたりが最初は使いやすい。

イワタニのアウトドア仕様のタフまるを使っている。新しいモデルの「Jr.」は小さいから持ち運びにもいいね。
焚火台兼用で定番でおすすめはユニフレームのファイアグリル。
ファイアグリルならBBQが終わったら、そのまま炭から薪に火を移して焚火を楽しんでもいい。
調理器具(クッカー・鍋・フライパンなど)
キャンプや登山で使う調理鍋はクッカーと呼ばれる。
ガスコンロを使う場合には、家で使っている鍋やフライパンなど調理器具を持って行ってもよい。
炭火や焚火で調理をする場合には、煤(すす)や汚れが付く可能性があるので外で使う用もの物を用意することをおすすめする。
食器
これも使い捨ての紙皿・紙コップ・割り箸でもいいし、100均でプラスチックのものを購入してもいい。
キャンプではシェラカップという万能食器がある。
シェラカップはごはん、スープ、飲み物、取り皿、お玉などに使えるし火にもかけられるものが多い。
1000円前後から購入できるので、好きなデザインのものを買うとテンションあがるかも。
タープ
タープとは
タープとは・・・屋根を作り過ごしやすいリビングスペースを作ってくれるもの
タープの利点
- 日差しを遮ってくれるので紫外線予防・夏の暑さ対策
- 雨天の時は雨から守ってくれる
- 泊まりの時はキャンプギアが夜露でぬれることから防いでくれる
暑すぎる日は避け、雨の降らない日を狙い、泊まらないデイキャンプであればタープは必ず必要なものではない。
ただし、真夏の暑い時期には健康のためにもタープは必須だと思った方がいい。
火消しツボ(焚火や炭火をして捨てる場所がない場合)
BBQや焚き火するが終わった後のことは考えているだろうか?
炭や灰、燃えカスを捨てられない場所に捨てて帰ることはマナー違反。
熱いままの炭や薪、燃えカスはそのまま持ち帰れない。そこで役に立つのは火消しツボだ。
火消しツボに入れて鎮火させて持ち帰ることをお勧めする。
炭を捨てることのできるキャンプ場なら不要。

みんなで気持ちよくキャンプできるようにゴミの後始末もしっかりしたいね。
デイキャンプまとめ
デイキャンプの道具は家にあるもの、安いもので、100均にあるものなどでも揃えてることができる。
簡単な料理・お湯を沸かしてカップ麺でもいいので、料理をして外でごはんを食べてきてほしい。

楽しいと思ったりポジティブに続けられそうだと感じたら宿泊キャンプへの挑戦・本格的に道具を揃えることを始めてほしいと思います。
キャンプ(宿泊)で必要な道具
デイキャンプができるようになったら、いよいよ宿泊のキャンプをやってみよう。
焚火やランタンの明かりなどを楽しめる夜こそキャンプの本番かもしれない
夜から翌朝キャンプ場で過ごすことになるので、更なる道具の準備が必要になる。
デイキャンプと異なる点
- 夜は暗く、ライトの少ない場所を過ごす。
- 気温が下がる。
- キャンプサイトで寝る。
- 夕食・朝食の準備が必要になる。

夜になると道具が更に必要になるから準備しなきゃいけないね。

デイキャンプで揃えたものに更に足してそろえる感じ。
宿泊キャンプでさらに必要になる道具
- ランタン
- テント
- グランドシート
- インナーマット
- 寝袋
- 焚火台
ランタン
夜の外は暗くなるので、キャンプでは明るくするためにはランタン・ライトを使う。
1つでは足りないことが多く複数必要なことが多い。
全体を照らすメインランタンと手元を照らすサブランタン・テーブルトップランタンが欲しい。
ソロなら光量の強いものはいらないかもしれない。
ファミリーキャンプなどで人数が複数いる場合にはトイレに行く用のライトもあると便利だ。
必要なランタンの数は少なくとも、メインランタン+人数分のサブランタンがあると便利だ。
もっと明るい方が良ければ、さらに買い足したり、高光量のものを買えばいい。
ランタンの種類(燃料・電源)
- LED(充電 ・ 乾電池 ・ ソーラー)
- 灯油(パラフィンオイル)
- ホワイトガソリン
- ガス(CB缶・OD缶)
- ロウソク
初心者が取り扱いやすいのは間違いなくスイッチひとつで点くLEDランタン。充電がおすすめ。電池式も電池切れに対応しやすい。
テント
雨や風・外気などから身を守るためにも寝るときにはテントが必要になる。
最初は寝室を用意する気持ちで買えばいいと思う。
こちらに最初に選ぶテントのポイントをまとめてあるのでよかったら参考にしてもらいたい。
グランドシート
グランドシートとはテントの下に敷くシートのこと。
テントが汚れないように、濡れないように、裂けたり傷ついたりしないようにという目的で敷く
ホームセンターなどに売ってるブルーシートのような防水シートでもよいので、大切なテントのためにも敷いておいた方が良い。
マット
テントマットとはテントの中に敷くマットのこと。
寝るときに地熱で体が冷えることを防いだり、地面のままでは固く寝づらいので寝心地の向上させる働きがある。
寝袋は掛け布団の働きがあって、マットは敷布団のような働きをしてくれる。

子供の転倒緩衝材のジョイントマットも使えたよ。好きな大きさでつなげるから意外と便利。

上から好きな柄の布でもかけちゃえばオシャレに見えるのよね。
テントのインナーマット、銀マットやジョイントマットの上に、インフレータマットやエアマットを重ねて2重にしておいた方が地熱も感じにくく、寝心地も向上する。
寝袋
寝袋は布団でいうと掛け布団の働きがある。寒くなる時期には必須。
冬キャンプする予定がなければ、汎用性の高い3シーズン用の寝袋がおすすめ。
寝袋だけでは寒さ対策や寝心地はNG。マット(敷布団の役割)が必要。
寝袋のおおまかな種類
- ダウン×マミー型
- 化学繊維×封筒型
- ダウン×封筒型
- 化学繊維×マミー
焚火台
直火禁止のキャンプ場や炭の後始末しやすさなど考慮すると、初心者こそ焚き火台はあったほうがいい。
焚火はしなくてもキャンプはできる。
ただ焚き火はキャンプの最大の楽しみの一つだ。
火を見ることで癒しが得られる。火を絶やさないように木をくべたりすることも夢中になる。
ウォータージャグ
手を洗ったり、料理をするためにも水は必要。ウォータジャグがあれば水洗い場まで行かずにキャンプサイトで済むことが多いので便利である。
100均にも売っているしやすいものでいいので確認しておきたい。
その他
これ以外にも防寒対策や着替え、歯磨きの道具など細かいものは必要になると思うが自宅にあるものでも対応できるだろう。
まとめ
キャンプには揃える道具が多くあります.
でも最初から全部買わなくても少しずつ揃えてもらって大丈夫です。
友人と一緒に行ったり、親からもらったり、レンタルしたり全部買う前にできることは多くあります。
そして、泊まるときには道具がたくさん必要になるため、まずは日帰りのデイキャンプから始めることをおすすめします。
デイキャンプで楽しめることがわかったら泊まるキャンプの準備を始めてみてください。
最初はお金をかけなくてもいいと思います。
まずはキャンプを体験してキャンプの楽しさを経験してみてください。
参考になれば幸いです。
以上。おわり。